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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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    今回はVisual Helperについて。

    自閉症児の理解を助けたり発語を促すために、絵カードや写真を使うといい。としばしば言われるが、私は正直懐疑的だった。
    実際どういう風に使ったらいいというのもよく解らなかったし、自分で試しに絵を描いたり写真を見せたりしてもあまりうまく機能しなかったし、診断がついていざ、と思ったときには、あきのすけはある程度は話し言葉でコミュニケーションを取れるレベルになってしまっていたからだ。
    だがこちらの学校で少し使い方を習ったおかげで、うまく機能する例もあると解ってから、picture exchangeにこだわらず、あきのすけのいまの発達段階に応じたツールを用意すればいいのだ。と思うようになった。

    ではVisual Helperとはどのようなものか。
    何もカードだけがVisual Helperではない。「歯を磨こう」と言いながら見せる歯ブラシ。絵本を読んでやりながら指差しする絵、文字。道路標識。ハンバーガーショップのロゴマーク。大人だってたくさんのVisual Helperを使っている。ただ自閉症児向けには、彼らの認知レベルに応じたものを用意してやらねばならない。
    代表的なものをconcrete(具体的)なものからabstract(抽象的)なものへ順番に並べてみると、
    Real Object(実物)→Miniature(ミニチュア)→Photo(写真。カラーの方が白黒よりも実物に近い)→Drawing(線画。色つきの方がより実物に近い)→Symbol(シンボルマーク)→Printed Word(文字)
    となる。
    Agenda Stageの子には実物やミニチュア(公園を表すのにオモチャのブランコを見せるとか)、
    Requester Stageの子には写真や絵、
    Early Communicator / Partner Stageの子には線画や文字、というのが大まかな目安。
    赤ちゃん向けにかわいらしくデフォルメされた絵本などが世に多く出回っているが、あきのすけが絵本の線画の「ぞうさん」と本物の象を同じものと認識して「ぞうさん」と発語したのがようやく2才過ぎだったことを思い出す。
    線画の意味を理解しろというのは要求レベルが高すぎたのだ。自閉症児に限らず乳幼児に与える絵本を選ぶ時にも、上記の基準は参考になるのではないか。

    さて次にVisual Helperを具体的にどう使うか。

    ・Choices(選択肢)
    どの遊びがしたいか。何を食べたいか。絵カードと交換したり指し示すことで意思表示をさせようというもの。ただし、「まず使い方を覚えてもらわなければいけない、これが難しい」(と他の参加者がコメント。膨大な絵カードを作ったり探したり失くしたりというのは実践的でないと私も思うが、これは子供の個性にもよるだろう)。

    ・What is going to happen(予定)
    予告をする、見通しを持たせるということは自閉症児の場合特に重要。そのためにPicture Scheduleを活用すると良い。
    最初はFirst/Then Board。まず△△、次に○○。という二枚のカードを台紙に貼って示す。好きな方を後に持ってくるのがコツ。カードに触れて確認させ、実施、終了後カードを裏返しもしくは「終了」容器に入れる。
    使い方に慣れてきたらもっと長いスケジュールを組む。
    Agenda Stageでも、ウォールポケットに実物やミニチュアを入れることで作成可能。
    カレンダーに学校や旅行予定先の写真を貼るのも良い(そういえば日本の女の子って、スケジュール帳に貼るシール好きだよね)。

    ・How to do things independently(生活動作の自立)
    生活動作のように手順が固定されたものについてはPicture Scheduleの一種であるSelf-Help Boardsを使うべき場所に設置すると良い。私のこれもSelf-Help Boardsの例。
    genkancard
    帰宅後のルーチンを示したもの。調子に乗って第二弾「トイレでウンチ」ボードも作った。文字と線画のみのボードは、難易度が高い、ということになる(驚)

    ・Difficult situations(困った時どうするか)
    問題行動をやめさせたいとき、First/Then Boardの要領で、まず「~してはいけない」そして「~しなさい」と伝える。行動を絵で表すのって、難しいですけどね。
    絵本などの「お話」を理解できる子には、Personal Storyオリジナル絵本を作ってあげるといいですよ。という話もありました。
    「(困った状況)の時、○○はこうするよ。××はこうするよ。うまくいくね。あなたもやってみよう。」というのが基本の流れ。
    そんなの難しいわ、と言うむきには、市販のSocial Skill Training教材も利用できます。最近は日本でも売っているみたいですね。

    今回のsessionではVisual Helperの実物見本をいろいろ見せていただいたのですが、今回特に面白いと思ったのは、クリアファイルを利用したPicture Schedule。自分でも作ってみようと思っているので、またできたら写真アップします。
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    【2006/04/08 06:45】 HANEN | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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