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かるたとり |
あきのすけはパソコン操作をすっかりマスターしてしまった。私のノートパソコンを見つけると(普段はベッドルームに隠してあるのだ)、自分で電源を入れて、自分のアカウントを開いて、ゲームやペイントやワープロソフトを立ち上げて勝手に遊んでいる。マウスを外したら操作できまい、と思ったら、タッチパッドの使い方も最近理解したらしい。やれおそろしや。
最近はまっているのがこのサイト。 ご存知NHK教育テレビの幼児番組オフィシャルサイトでゲームを楽しむことができる。 「えいごであそぼ」の絵あわせ(神経衰弱)は完成までのスピードがかなり速くなった。 「にほんごであそぼ」の「かるた」は、意味が分からないながらも出てくる言葉を暗唱している。ルールも理解しているようだ。
ならば、と取り出したのが日本から持参した「江戸いろはカルタ」。
こちらの人に日本文化を紹介する機会もあるかと、英文解説付きのものをアマゾンで購入して持ってきたのだが、あいにくこれまで出番がなかったのだ。 試しに最初の7文字ぶんだけ、絵札を並べて読み上げてみる。 「いぬもあるけば、ぼうにあたる」 「い!」 「ワンワン、棒にぶつかっちゃったねえ。痛そうだねえ」 「いたいいたい、とんでけ!」 という調子で会話?も弾む。7問軽く全問正解、たいしたものだ。
週末、「かるた、やる!」と持ってきたはいいが、箱の中身を全部ぶちまけてしまった。あき父にも参加してもらってカルタ取り大会だ。 考えてみれば、言葉の意味をあらわした絵カード、あしらわれた文字、読み手の言葉に集中して耳を傾け注意を視覚へとシフトさせるゲーム。 なんとも自閉症児向けの療育遊びではないか。 なかなか見つけられないときには母ちゃんが視線でヒントを与え、視線を追うのが難しい時は父ちゃんの超スローモーション指差し。時には本当に父ちゃんより先に見つけたり。取った絵札をそれぞれの箱に入れる作業も、嬉々としてやってくれた。
昔ながらの遊び、なかなかどうしてあなどれませんよ。
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