ママの息抜き
同級生のお母さんのKさんが「Mom’s Night Out」を企画してくれた。お母さんどうし晩ご飯でも食べながら、たまには夜の外出を楽しみませんか。というもの。 赤ちゃんがいたり都合がつかなかったりで、結局出席したのは私を含め3人だったが、英会話の不自由な私にとってはかえって好都合だったとも言える。ふたりともHANENやparent meetingで見知った顔だったのでスムーズに話に入ることができた。 幹事のKさんは地元の人で、娘さんの診断後ほかの親御さんやネットなどからずいぶん情報収集したらしくこちらの事情についていろいろ教えてくれた。学校以外にも民間のABAセラピーや、自宅までOTに来てもらったりしている人もいるがかなり高額で「場合によっては(月?年?)3000ドルもするのよ。下の子もいるのにとてもそんなに出せないわ」。大学の施設は営利と言うより半分研究目的なので、比較的利用しやすくてお薦めよ。とも言っていた。 偏食やトイレトレーニングの悩み、「親に専門職が多いって、当たってると思うわ。同級生を見たって、音楽の先生や語学の先生、あなたのご主人だって研究者だし。ビル=ゲイツやアインシュタインもautismだって言うじゃない?」 そう、国が違っても話す中身はおんなじです。 どこの病院に行ってるかと聞かれて「あきのすけは日本で診断を受けたの」 「世界中で同じように発生しているのね。不思議だわ」 「それで同じような振る舞いをしているのよね、走り回ったり癇癪を起こしたり。」 夕食を食べながら二時間ほどそんなとりとめのない話をして―主にほかの二人が話していて、私は相槌を打ったり時折質問に答える程度だったが―解散となった。 もしあきのすけが自閉でなかったら彼女らとこうして話をすることもなかっただろう。健常児のプリに入って、それはそれでまた違う仲間ができたかもしれないが、やはり障害児の親同士の連帯感があるのは間違いない。 家に着くと、ニコニコと出迎えてくれたあきのすけ。留守番のあき父はソファで居眠り。ご苦労さまでした。
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