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キモチワルイ |
高校生になったQ次郎、サッカーは続けるとのことで、毎日遅くまで練習漬けの日々。 勉強と両立できるのか?母はいささか心配ではあります。
高校総体の地区予選が始まりました。 まだ試合には出られないのですが、補助員(会場設営・球拾い等々)として早めに会場入りするので 一年生同士、一緒に電車に乗って行くことにした その駅で、こんな出来事があったそうです。
ローカル線の小さな駅。改札口前のスペースをはさんで左側に待合室、右側に切符売り場。 Q次郎含め三人ほどは先に切符を買って待合室にいました。 後から来た仲間が切符を買いに行ったのですが 普段は親の自家用車で送迎してもらうことが多い土地柄、通学は自転車、なので電車に乗るのは初めて(笑) 「ねえ、T駅のところ押せばいいんだっけ?」と助けを求められて どれどれ、と待合室から券売機へ向かったA君が 改札口前で、とあるご婦人とすれ違った時です。
「ジャージ姿でウロウロしないでよ、気持ち悪い!」
待合室でスマホをいじっていたQ次郎が驚いて顔をあげるくらい その場に響き渡る、結構大きな声だったそうです。
え?なに?きもちわるい…?
そのご婦人は、母と同年代か少し上くらいの、身なりの整った上品な感じの方に見えたそうです。 その見かけと、発せられた言葉のギャップに 子どもたち、茫然としてしまったそうです。
ちなみに言われたA君は 中学の卒業式で制服のボタンが全て無くなったという 爽やかなイケメンですw
それ以上のやり取りは別になかったんですが A君、Q次郎のところに戻ってきて 「ねえ、この町って、治安悪いの?」 いや、そのユーモアのセンスに母は拍手を送りたいですね
Q「俺たちが真面目で良識ある高校生だから良かったけどさあ もしもっとガラの悪い連中だったら、取り囲んで 『なんやとオバはんこらぁ』ってなっててもおかしくない状況だよねこれ」 母「でもそういう予想外の攻撃って頭真っ白になるでしょ。解るよw」
彼らが自覚なしに何らか周囲の迷惑になる行動を取ってしまっていたのか 運動着で近くに寄ってこられて、服を汚されたら嫌だと思われたのか そこのところはよく解りませんが
元気な若者たちを前にして 出てくる言葉が「キタナイ」でもなく「ウルサイ」でもなく 「キモチワルイ」 …彼女のこれまでの人生の中に、どういう出来事や鬱積した思いがあってこの言葉がセレクトされたのか。
外見と内面は必ずしも一致しないわけだけど 未熟な若者に対する大人の言動として ちょっとそれはどうなんだろう…、と考えさせられました。
母「まあ、世の中いろんな人がいるから、事故に遭ったと思ってあまり気にしないことだね。 なんなら明日、改札まで送って行こうか? 『ウチの可愛い息子にナニ言うてくれてんねんゴルァ』て戦ってあげるから」 Q「いや、戦わなくていいからw」
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