|
PKを外すのは、蹴る勇気を持った者だけだ ――ロベルト・バッジョ |
2022北京五輪が終わりました。 感じたことは色々あったけど
Q次郎の部活のコーチが昨秋教えてくれたのが、表題の言葉。
1994年アメリカW杯、灼熱のローズボウル。大会前の予想を覆し、奇跡的な快進撃を見せたイタリア。決勝のブラジル戦では延長まで0-0でもつれたものの決着つかず、PK戦へ。W杯の価値は当時UEFAチャンピオンズカップ以上に高く、疑いようもなく人生最高の舞台。そんな場でのPK戦、まさに天国と地獄の間を目隠しして綱渡りするような鉄火場です。 超人たちが集まる代表チームでさえ尻込みする場に、最後のキッカーとして立ったのがロベルト・バッジョでした。チームを数々のスーパープレーで救ってきた英雄の蹴ったキックはしかし、GKタファレルの守るゴールを大きく外してしまいます。この瞬間、ブラジルの4度目のW杯優勝が決まりました。 だけど、バッジョは決して卑屈にならない。PKは外した。だけど、自分は蹴る勇気を持っていた。人生史上最大の鉄火場を終え、激しいプレッシャーから解放された後ですら、自分を見失っていません。過大でも過小でもない自己評価です。イタリアを決勝まで引っ張りあげた立役者の地に足の着いた名言は、 【PKを外した勇者を称える言葉】として今なお語り継がれています。
サッカーとウインタースポーツ、全く違う競技ではあるけれど。 報われず涙した選手たちに、この言葉を贈りたい。 最高の舞台でチャレンジした勇気と、そこに至るまでの努力を讃えたいと思います。
スポンサーサイト
|
|