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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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    あきのすけと英語3
    毎週金曜日は専門職のスタッフがあきのすけを実際に指導しているところを見学させてもらい、家での接し方の参考にしたり相談に乗ってもらったりする。今週の担当はSpeech TherapistのJ先生。
    言語の先生だから、どうしても内容は言葉の使い方ということになる。元々あきのすけの苦手分野であり、しかも英語だ。前回のセッションでは、あきのすけは明らかに「オウム返ししないとオモチャ渡してくれないから、仕方なく付き合ってやってんだ」的な態度だった。
    今回も前半は音声模倣の課題、明らかに集中力が途切れがち。数字のパズルで気を取り直してから、赤ちゃん絵本に移った時。
    反応の仕方が、ずいぶん変わっている。
    三ヶ月前、一緒に見学に来た時には、自分勝手にあれこれ指差しては物の名前を日本語でつぶやいていた。日本語だから応対するスタッフも、意味のある言葉なのか例の無意味な宇宙語なのか、わからないので反応のしようがない。
    それが今日は、目に付いたものをひとつひとつ指差しては先生の顔を見る。先生が“apple”“shoes”“corn”などと答えるとオウム返しをしてまた別のものを指差す。
    どれも日本語なら名前の言える物ばかりだ。もし彼の横に座っているのが私だったら、得意げに「りんご!」「くつ!」「とうもろこし!」と叫んでいることだろう。
    先生の顔を見るのは「教えて」サインだ。彼が「これなあに」シグナルを出せることにも驚いたが、そればかりか、彼は、同じ物を親と先生が別の名前で呼ぶことを理解している。
    物にはふたつ以上の名前があり、自分の知ってる名前を先生は知らないということを。
    自閉症児の言語理解について、しばしば「『しょうゆ』と『しょうゆ』は別物だと思ってたりするんだよね」などという例が取り上げられるが、あきのすけがこれほど柔軟に世界を理解し始めていることに私は驚きを禁じえなかった。

    今日驚かされたことがもうひとつ。
    指導が終わって、あきのすけは元気よく「バイバイ」を言って教室を出た。いつものように自分の上着をコートかけから外して、私の方へ持って来たので着せてやろうとした時、あきのすけの表情がみるみる崩れて、両手で顔を覆ってさめざめと泣き始めたのだ。
    パニック泣きのcryingではなく、weeping。今日はお母さんと一緒に早く帰る日だと納得しているけれど、今週は風邪で何日も休んだりしたのでもっと学校にいたかったのだろう。
    彼が「悲しくて」泣くのを、こんなに高度な感情表現をするのを、初めて見た気がする。
    向かいの教室から同じように帰り支度をして出てきたお友達を見て、あきのすけはようやく納得したように歩き始めた。
    うん、彼の心は、確実に成長している。
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    【2006/02/18 05:41】 療育(米国) | TRACKBACK(0) | COMMENT(4)

    この記事に対するコメント
    あきのすけくんのお母さま、お久しぶりです。
    ずっとロムさせてもらっています。

    あきのすけくんの成長はめざましいですね。

    何だかうれしくてつい書き込みしてしまいました。

    うちの下の子も自閉傾向が明らかにあります。
    あきのすけくんの様に高機能タイプでは無いように思えますが、いろんな経験をたくさんさせてあげなくては、と療育園の懇談を終えて強く決意したところです。

    アメリカと日本の教育事情の違いは面白いですね。私には難しくて消化不良気味ですが・・・。
    【2006/02/18 09:50】 URL | ばく #-[ 編集]

    (書いてる途中で 消えちゃったので もし2度投稿してたら ゴメンナサイ!)


    こんにちは。
    ウチの子と同い年で 同時進行しているので あきのすけ君の学校の様子が 手にとるようにわかります。 

    息子のプリに 日本から転勤で来た子がいるのですが  日本で幼稚園嫌いで毎日泣いていた子が 今は 英語はわからないけど 楽しくてしょうがない!と言ってるそうです。 
    理由を聞くと 「先生が いっぱいハグしてくれる!」って・・・ 日本の幼稚園事情は 私は全く
    わからないのですが 確かに こっちって 生徒15人のクラスに 先生3人だから 自分に回ってくる 「ハグ度」も高いのかな~?

    あと 私も先週 STと話をして 「ウチの子 日本語出ちゃいますか?」と聞いたら 「子供って この人は日本語話す この人は話さないっていうのがわかってるのよ」と言われ ちょっと驚きました。 

    「ウチの子もわかってるんですか?」
    「オフコース!」 

    ちょっと マユツバ でした!
    【2006/02/19 06:41】 URL | しーまま #idpD9AK.[ 編集]

    ばくさん、こんにちは。

    そう、本当に、いろんな経験をさせてあげること、大事だと思います。その前提として情緒が安定してきていて、ある程度周囲に興味を持ち始めていることがあると思いますが、
    ニワトリが先か卵が先かで、
    新しい環境に放り込まれることで否応なしに周囲の探索を始めざるを得ない、ということもあると思います。

    せっかく自分の世界で心安らかに過ごしているものを、こちらの世界に無理やり引きずり出すようなことをしていいのだろうか、と躊躇する気持ちも正直ありました。
    でも新しい世界を知ることで、些細なことにいちいちパニックを起こさないで済むようになるし、彼らもやはり学びたい気持ちがあるのだなあ、と最近は思うようになりました。
    【2006/02/20 01:27】 URL | あき母 #-[ 編集]

    しーままさん こんにちは!

    うん、ハグ度高いでしょう。
    日本では子供30人に先生ひとりとかいう世界ですから。あと、文化として身体接触をしませんよね。
    日本で一般の保育園に障害児を入れてもらうとき、加配という制度があって先生を増員してもらえるんですけど、
    私はてっきりうちの子専任の担当の先生がつけてもらえるんだと思っていたらそういう意味ではなく、先生2人でクラス全体を見るような形になるのだとか言われました。
    ほんと、少子化だというのに日本の教育予算、どうにかならないのかあ。

    あきのすけを見る限り、「日本語話さない人」はわかってるんでしょうねえ。
    でも「お母さんは英語話さない人」とはあまり思ってないですね。ぼくが学校で覚えた英語の歌とか、お母さんも全部知ってると思ってるようで(汗)
    正直、英語リスニング能力は彼のほうが高いんじゃないか?と思う今日この頃です。
    【2006/02/20 01:42】 URL | あき母 #-[ 編集]


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