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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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    擬人化小説『はたらく細胞小器官』~リボソームと新型コロナウイルス~
    友人と話していて、そもそもmRNAって何?って解りやすく解説したものって少ないよね
    それで新型コロナワクチンに対する誤解が生まれている部分大きいよね、ってことで

    本当は漫画を描いてTwitterに投稿するとか
    動画を作ってYouTubeに上げるとか出来ればいいのだけど、オバちゃんそこまでのスキルはないので
    細胞小器官擬人化小説を書いてみました(^ ^)


    【プロローグ】
    ここはヒトの細胞の中。
    様々な「細胞小器官」が、今日も元気に働いています。

    は全ての遺伝情報が保管されている大切な場所。ここから必要な情報がコピーされて、指示書(mRNA(メッセンジャーアールエヌエー))の形で細胞質へ送られてきます。

    リボソームさんは蛋白質を作る職人さん。雪だるまのようなキュートな姿をした、気の優しいお兄さんです。

    指示書を受け取ったリボソームさんは、運送業者さん(tRNA(トランスファーアールエヌエー))に声をかけます。
    「アミノ酸の配達お願いしまーす!」
    「はいよー!」
    三つ葉のクローバーのトレードマークを付けたトラックが、次々とアミノ酸を運んできます。

    リボソームさんは指示書に書いてある通りの順番で、アミノ酸をつなげていきます。
    数十個で終わることもあれば、何百個、何千個もつながなければならない時もあります。根気の要る作業です。
    そうして作ったアミノ酸の鎖は丁寧に折りたたまれて蛋白質となり、細胞を作る材料になったり、細胞の外に出て酵素として、食べ物を消化したり、毒物を分解したりといった様々な役割を果たします。
    体を健康に維持するために必要な、大切なお仕事です。



    【感染編】
    そんなある日、細胞の外側にそっと着地したものがありました。
    SARS-CoV2、いわゆる「新型コロナウイルス」です。
    ウイルスの膜と細胞膜が融合して、ウイルスのゲノムRNAが細胞質の中に侵入してきました。

    ゲノムRNAは、細胞核が作る指示書(mRNA)とそっくりな形をしていて見分けがつきません。
    偶然これを拾ってしまったリボソームさんは
    「新しい指示書が来たぞ。さあ仕事だ」と、蛋白質を作り始めました。
    「この配列、初めて見るなあ」と思いはしたものの、体の成長の過程で、あるいは環境の変化で、新しい蛋白質を作るよう指令が出るのはこれまでにもあったことなのでそれほど不思議なこととも思いもしませんでした。

    けれどもこれこそがウイルスの仕掛けた罠だったのです。

    (ふっふっふ…この蛋白は私の封印を解くアイテム、RdRP(RNAポリメラーゼ)。これさえ手に入れれば私は…!)

    合成された蛋白質、RdRPは、ウイルスのゲノムRNAに取りつくと、すさまじい勢いでそれを複製し始めました。
    それだけでなく、ゲノムRNAを基に、新たな指示書(mRNA)を大量に作って細胞中にばらまき始めたのです。

    何も知らないリボソームさんは、手元に届いた指示書に従って一生懸命蛋白質を作り続けました。

    S(スパイク)蛋白質(ウイルスが細胞に取りつく際に使うスパイク蛋白質)
    M(メンブレン)蛋白質(ウイルスの膜に埋め込まれている蛋白質)
    E(エンベロープ)蛋白質(ウイルスの外膜に存在する蛋白質)
    N(ヌクレオカプシド)蛋白質(ゲノムRNAと結合し保護する蛋白質)

    全ての部品が揃い、組み立てられて…

    大量のウイルスが、完全な形で復活しました。

    「ふっ愚かな細胞よ、我々の増殖に力を貸してくれてありがとうよ。おかげで何万個もの仲間を増やせたぜ。
    さあ、もうこの細胞には用はない。新天地へ向けて出発だ!」

    ウイルスたちは高笑いしながら、次々と細胞の外へ飛び出して行きました。
    それを呆然と見送るリボソームたち。

    (そ、そんな…。知らなかったこととはいえ、僕らはウイルスの増殖に手を貸してしまっていたのか…。ただ指示書通りに、いつもと同じように仕事をしただけなのに、あいつらにだまされていたなんて…!)


    【そのころ別の体では・ワクチン編】
    細胞の外側にくっついた小さなカプセルから、謎の指示書(mRNA)が送り込まれてきました。
    「なんだろう、これ…?」
    首をかしげながらも、リボソームさんは蛋白質を作り上げました。
    「見たことのない形だなあ。どうも細胞膜の外側にくっつけるタイプの蛋白質らしいけど。」
    よく解らないまま、とりあえず細胞外へ分泌されるルートに乗せて送り出しました。

    --------------

    「マクロファージさぁん、その手に持っているもの何ですか?」
    「あら赤血球ちゃん。今日も元気そうね♪
    これはさっき、左上腕部で拾ったの。なんだかウイルスの帽子の切れっ端みたいなんだけど…
    不思議なのよね。ウイルスも、ウイルス感染細胞もいないのに、この帽子の切れっ端だけ、そこら中に落ちてるの。一応、樹状細胞さんやヘルパーT指令にも報告しておこうと思って。」
    「え~、なんだか気味が悪いですね」「赤血球ちゃんも気をつけてね」「はいっ!」

    「記憶細胞さん、これ見たことあります?」
    「う~ん、見たことあるような、ないような…」
    「またオタフク風邪の時みたいに、後から思い出すとか勘弁して下さいよっ」
    「そ、その話は…っ。まあ、念のためファイルしとくよ。どこかにウイルスが潜んでいるかもしれないから、B細胞くんも一応、抗体の用意しておいて」
    「もちろんっす!」

    「ヘルパーT指令、どう思われます?ウイルスも、ウイルス感染細胞もいないのに、帽子の切れっ端だけが大量に発見され、しかも増え続けている。こんな現象初めてです。」
    「ん~、でも感染細胞がいない以上、キラーT達に出動命令は出せないからねえ。ま、NK(ナチュラルキラー)くんがなんとかしてくれるでしょ。それより制御性T細胞くん、君も、お茶でも飲んでちょっと休憩しない?」「結構です」


    数か月後…

    「こちら好中球課1146番。抗原発見!鼻腔粘膜にウイルス感染細胞がいます!」
    「あら、あの帽子の突起、なんだか見覚えがあるわねえ、ウフフッ」
    「抗体の用意出来てます。うぉりゃあーっ!」
    「なんだこの弱っちいウイルスはよぉ、楽勝だぜ!」
    --------------
    (スミマセン、『はたらく細胞』の世界観パクりました)

    謎の指示書=mRNAワクチンによって作られたのは、新型コロナウイルスの「スパイク蛋白質」。
    ゲノムRNAやその他の蛋白質がないと完全なウイルスにはなれないので、これだけで感染が成立することはありません。

    また、使用済みの指示書は細胞質内の酵素で分解されてしまいます。

    私たちのゲノム遺伝子は二本鎖DNAという物質で作られているので、一本鎖RNAという全く違う物質であるmRNAと組み換えが起きることはまずありません。そもそも、最初にお話ししたように、私たちの細胞は日々膨大な量のmRNAを自ら作り出しているのです。ウイルス由来のmRNAだけが何か特別なものであるとしたら、リボソームさんも騙されたりはしませんよね。

    ブースター効果と言って、様々な感染症において、複数回抗原と接することで免疫が増強されることが知られています。ワクチンを複数回接種することで、1回本当のコロナウイルスに感染するよりもむしろ高い免疫効果が得られるとも言われています。

    この駄文が、不安なくワクチン接種に臨まれる一助になれれば幸いです。

    参考資料)
    コロナウイルスの構造と複製サイクル
    https://www.jiu.ac.jp/features/detail/id=6822
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    【2021/07/10 02:51】 時事雑感 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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