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会話をする際のルール |
米国在住時代に学んだことを中心に、某巨大掲示板にて後輩親さんたちに色々お伝えさせていただいてきたのですが あと数か月で、そちらがサービス終了となるという連絡を受けました。
そこで、閲覧不能になってしまう前に これはと思う過去発言を順番にレスキューしておこうと思います。
ブログの過去記事と重なる内容もあるのですが A太郎と過ごした十数年の日々、またネットやリアルで知り合った人々との関わりの中で 学んだ当初よりも自分の中で消化できた部分も多くあるかなと思います。
まずは「会話をする際のルール」について。
小学校の中~高学年くらいの頃の私は、うまくお友達が作れないことを気に病んでいました。 何でも話せる友達がいたらと思いつつ、どうすればいいか解らないでいました。
我が子が自閉症と診断されて、コミュニケーションについて学んだり考えたりする機会を得て、改めて当時の自分自身を振り返ってみると
あの頃の私は、自分の言いたいことだけ一方的にガーッとまくしたてて 相手の話が興味の持てない内容だと、プイッとその場を離れてしまうような子でした。 「自分が」聞いてほしい想いばかりが強すぎるので、双方向のコミュニケーションが出来ない。常に一方通行。 そんな子と話したってツマラナイですよね。だから人は離れていく。でも自分では悪いことをしている意識がないから、周囲にないがしろにされていると被害的にとらえる、悪循環にはまっていました。
とある親向けの講習会で 会話をする際のルールとして、自閉圏の子には、こういうことを意識するよう教えてあげなさい。というのを教わりました。
・会話の相手に注意をむける(顔を見る、体をそちらに向ける) ・相手が会話を始めたら返事をする(うなづく、相槌を打つ) ・適切なタイミングで自分の話をする(相手の話を途中で遮らない) ・相手にも話す機会を与える(自分ばっかり話してないか) ・話題を変えないで交互に話す(その話はもういい、ってぶった切るのは失礼) ・相手の言葉だけでなく身振りや視線にも注意を払う(つまらなそうに視線が泳いでたり、イライラと指が机を叩いたりしてないか?) ・聞き手が理解していない時は分かりやすく言い直す(難しい言葉を使うのがカッコいいと思うのは大きな勘違い) ・自分が理解できない時は説明し直してもらう(分かったフリで生返事をするとどんどん流れに取り残される。聞くは一時の恥) ・ふさわしいときに話題を変える ・正しいやり方で会話を終える
これを読んだ時 あ、私、これ全然できてない。って気がついたんです(爆) 子どもの頃にこれを知ってたら人生違っただろうなあ、って。
以来、意識的に聞き役に徹して相槌を打つ 自分のことばかり話し過ぎたなと思ったら「で、あなたは?」と水を向ける(英語の“and you?”便利な言葉だと思います) といったことを意識しています。
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