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自然の摂理 |
庭のハナミズキに、ここ数年「タマカタカイガラムシ」が発生しています。 固い殻に覆われていて動かないので、「なんだろうこの木に出来たブツブツ」って感じなのですが 春先になると樹液を吸い始め、糖分を含んだ排泄物を出すので 枝や新芽や門扉がベタベタになります(-_-;)
薬をまいても、殻のある成虫には効かないそうで 近くに食用のプラムやベリー類を植えているのであまり薬は使いたくないし…ということで あき父が物理的に除去を試みては力尽きて放置、を繰り返していました。
ある朝 丸っこい、見慣れない虫が玄関先にいるというので調べてみたら 「アカホシテントウ」の幼虫でした。 よく見ると枝先に何匹もビッシリ。 ナミテントウやナナホシテントウの幼虫は毎年たくさん出てきますが、この子を見たのは初めて。 ナミやナナホシより一回り大きい感じです。
実はこの子、カイガラムシを食べてくれるのだそうです よっしゃ任せた、頑張れ!
そうは言ってもまだまだたくさんいるんだよなあ… と思っていたら
巣立ったばかりのヒナを引き連れてスズメがやってきました。 ハナミズキの枝にとまって羽根をパタパタ、親にエサをおねだりする姿が可愛い(^ ^) 親鳥はしきりに枝先をつついては、ヒナの口に何か入れてやっています。 そんなに食べるものあるのかしら、と思ってよくよく考えると
もしかして カイガラムシを食べてくれてる?
糖分とタンパク質豊富、しかも動かないので捕まえるの簡単 超優秀な栄養源です、確かに。
それにしても相手は動かないんだから 親に甘えてないで自分で捕って食べなさいよ、と思うのですが
どうやら、固い殻を破るひと手間があるので チビッ子にはちょっと食べるのが難しいらしい。
それにしても 特定の生物が増え過ぎたら ちゃんと天敵がやってきて片付けてくれる うまく出来ているものだなあ…と思いました。
我が家はペットは飼っていませんが もうしばらく可愛い子スズメの姿を楽しめそうです。
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