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お引越し・3日目 |
LINEを送ってみたら「7時に目覚ましで起きました」と返事があったのでまずは一安心。 母のみ電車で寮へ移動し、一緒に新入生ガイダンスを聞きました。 履修登録、学内メール、各種相談窓口等々 先にバリアフリー支援室でお話を聞いていたのでイメージをつかみやすかったかも。 そしていよいよここからは、母が手助けしてやれない世界になっていきます。
部屋で昼食を済ませてから、大学へ移動。 駅までの道は平坦で歩きやすく、コンビニや郵便局、食料品店や医療機関など生活に必要な施設がわかりやすい位置にあります。 駅前に団地があるので、そこの住人向けに便利に開発されているのかな。
大学に着いて、まずはバリアフリー支援室へ。 改めて支援を受けたい旨をお伝えし、初回の面談の日時を設定しました。 母はこれで安心して帰れます。
大学生協の購買部に立ち寄り、職場へのお土産に大学のロゴマーク入りのクッキーを買いました。 本棚には難しそうな本がいっぱい並んでいて A太郎は目をキラキラさせながらそれを眺めていました。
有名な建築家が設計したという真新しい建物で、学生証その他の重要書類を受け取り。 通学証明書が手に入ったので、さっそく駅に立ち寄り定期券を購入。 事前にネット予約しておいて、スマホに表示させたQRコードを券売機で読み取らせて購入するっていうシステムなんだそうです。 田舎者の二人は操作方法が解らなくてオタオタ。 でも前に並んでいた、やっぱり新入生と思しき学生さんもなんかオタオタしていたので、ちょっとホッとしたというか。 毎年のことなんで、駅員さんも慣れているというか。
ミッションコンプリート。 「じゃあここで。頑張ってね」と声をかけると A太郎は真新しい定期券を手に、ニッコリ笑って駅の階段を下りて行きました。
そう、君はいつだって決して後ろを振り返らない男だから これから始まる新しい生活、新しいお勉強にワクワクする気持ちの方が勝っているんだろうな。
もう帰ってくるなよ。 もちろん、帰ってきたらいつでも温かく迎え入れるけど そして君の新しい居場所を一緒に探すけど でもそうしなくて済むことを祈ってるよ。
ひとりで育ったような顔をして、親なんか要らないと彼が言う日が 来るのを願っているのに。 心から願っていたはずなのに。
ひとりで帰る新幹線の車内で 少し泣けました。
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