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ALS患者さま嘱託殺人事件について2 |
この事件について見ている中で 大久保容疑者の妻の三代氏が自身のブログの中で 夫がアスペルガー症候群であると明言されていることを知りました。
ああ、こういうことがあるとまたぞろ 発達障害と事件との関連についてしばらく騒がれるんだろうな、と気が重いのですが
確かに、容疑者の開いている診療所のHPを見ると 専門は呼吸器内科、在宅医療や訪問診療もやります、と高齢者医療に力を入れるようなことを言いつつ それと同じくらいの比重で「児童精神科」の文字もある。 ふつう一人の医師で、お年寄りも子どもも、って難しいと思うんだけど…自分に特性があるからってことかしら… と、さらに画面を下にスクロールすると 「自由診療のご案内」 ニンニク注射、高濃度ビタミンC点滴、プラセンタ点滴… あ~いかにも怪しいオカルト系疑似医療だあ… 私なら絶対近寄らないけど…悩んでいて、なかなか受診予約が取れないとこういうところに行っちゃう人もいるんだよなあ、ふう。 いろんな意味で残念。
続いて三代氏のブログを開けてみる。 ネットでは、切り取られた一部を読んで批判的なコメントを寄せている人も多くいたが 少なくとも彼女が相当キレる人、実務能力に長けた人であることは解る。
開業する際に「患者さんの話をゆっくりきいて寄り添う仕事なら、アスペルガーでもやっていけるだろう。」 いやそれ一番無理な要求だと思うのですが…みたいな 突っ込みどころはいくつかあるけれども、とにかく彼女なりに夫を支えようと9年間頑張ってきた結果が、 嘱託殺人。
カサンドラ症候群、という言葉を、おそらく当然彼女自身もご存じだろうとは思うのだけれど 病んで、心乱れて当然だよねとは思う。
診療所を畳んで、福祉の仕事を、続けていけるのか難しい面は多々あると思うけれど 彼女には幸せになってほしいなあ。と思いました。
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