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これなあに? |
最近、動物でも折り紙人形でも何でも、大小ふたつだと「かあちゃん、あき」 みっつだと「とうちゃん、かあちゃん、あき」と口走っているあきのすけ。 ようやく本格的に親への愛着が芽生えてきたか、「みなす」力というか想像力が芽生えてきたかと感じられて嬉しい。
さて、おとといのことだが、絵本の表紙を見ながらさかんに「あーき、あーき」と言っている。のぞいてみると4匹の動物の絵が描いてある。 「この中にあきのすけがいるの?どれ?」 返事がないので、真ん中に描いてある子ヤギを指差して、「これがあきのすけかな?」と尋ねると、「あーき。」という返事が返ってきた。 そこで隣にいるロバを指差して「じゃあこれはなあに?」と聞いてみたら「とうちゃん。」 その向かいにいるシカを指して「これは?」と聞くと「かあちゃん。」 シカの手前にいるものを指して「これは?」「……(長考)うさぎさん」 ぷぷっ。そうだよねえ、まだ君には弟も妹もいないからねえ、「うさぎさん」としか答えようがないよねえ。
一見、何の変哲もない平和な母子の会話。 でも、ちょっと待って。 このヒト、いつの間に、「これなあに?」質問に答えられるようになったんだろう?
3才児検診の時には、「これなあに?」に答えられないので聴力検査ができなかった。 つい数週間前、こちらのSTさんとのセッションの時にも、オウム返しで“pig”“cat”は言えるのに“What is this?”には答えられなかった(まあ英語での質問だから無理ないけど)。 自分勝手に指差して物の名前を言えるのだから知識はあるはずなのに、他人からの質問には決してまともな返事をしなかった。はずなのに。 好きなおもちゃを選ばせたり、欲しい方の名前を言わせたり、挨拶の練習をしてきたのが良かったのだろうか。
帰宅したあき父に興奮気味に事の次第を報告すると、 「そんなの、しばらく前から出来てるよ」という返事が返ってきた。 へっ? 「お風呂に、ひらがな勉強用の防水ポスター貼ってるじゃない。俺と風呂入るときはいつもあの絵で『これなあに』『せんぷうき!』とかやってるから。知らなかった?」 知りませんでした。ちぇっ。
教訓。母親が子供のことを一番よく知っているなんて、思い上がってはいけません。
さて、あきのすけの方から「これなあに?」と言ってくれるのはいつのことかな?
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