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すっごくいまさらだけど、『風立ちぬ』 |
レンタルビデオ屋で借りてきて見ました。 本当は劇場公開の時に行きたかったんだけど、ジブリ好きのはずの旦那がなぜか嫌がったので(笑)
主役の声優を務めた庵野秀明氏が、棒読みだヒドイってものすごく批判を浴びてたんですが 実際に作品を見て、その謎が解けました。
堀越二郎って、アスペくんだったのね(^ ^;)
いえ、宮崎監督がそう思って描いているかどうかは解りませんけれど。 現実と妄想が唐突に入り混じる場面展開といい 設計図面を眺めているだけで頭の中に風が吹いて飛行機が飛んで、それがバラバラになるところまで解ってしまうあの感覚といい
天才と呼ばれる人の頭の中で起こっていることは天才にしかわからなくて その感性を私の知っている言葉で説明するとしたら 「非常に特性の濃い人だね」っていうことになる。
研修先のドイツの工場で、みんなから離れてフラフラ~っと小型機の方に歩いてっちゃうシーンなんて ホント我が息子を見てるようだったわ
映画の最後に「一機も戻ってきませんでした」という切ないセリフがありますが 先日、飛行可能な零戦が帰国したというニュースがありましたね。 勝手な意味づけをしたがる人たちから「堀越二郎を取り戻したかった」と語った宮崎氏。 私も、純粋な夢の悲しい結晶として、この飛行機が飛ぶ姿を見てみたい…と思います。
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