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『赤毛の人は歯医者が嫌い?』 |
ナショナルジオグラフィック日本語版6月号に ↑タイトルの小記事がありました。
いわく、 赤毛は皮膚の「メラノコルチン受容体-1」が突然変異した結果なのだが 脳内にも不安や痛みを感知するよく似た受容体があり これが何らかの影響を受けて活性化するのではないか、と。 米国の臨床麻酔の研究グループによると 赤毛の人は麻酔が効きにくいのだそうです。
日本人母の間では、自閉症児は色白という俗説が(笑)あるんですが もしかしてモンゴロイドの場合は、メラノコルチン受容体-1に変異があっても 赤毛という表現型に至らないで「ちょっと色が白いね」程度におさまるんじゃないか?
赤毛の遺伝子と、脳内の「不安や痛みの受容体」 (学術記事ではないのでこれが何であるかまでは解らないのですが) は、イコールではないので 赤毛でなくてもこれが活性化している可能性は、十分あると思うのですね。
さて、我が家の自閉症児くんですが 昨日、初めての抜歯を経験してきました。 と言っても 「乳歯が抜けきらずに残ってますよ」と学校の健診で指摘されて レントゲンを撮ってもらったら 「骨からはもう完全に離れていて、歯茎に付いているだけなので 注射とかしないで、表面麻酔だけでいけると思います」というもの。
「自然に抜けるのを待ってもいいけど、もう大人の歯が生えてきちゃってるので 虫歯になってもいけないし、抜いた方がいいと思うよ」と先生。 「お父さんは前々から抜いてもらえって言ってたけど、あとは本人の決断次第ですね」と私。 ここまで外堀埋められちゃあ、「抜く」って、言うしかないよねえ、あきのすけ(^ ^;)
ちょっと緊張してましたけど 騒いだり、暴れたりすることもなく 意外にあっさり終わりました。 抜いた歯は、可愛い歯の形のケースに入れて持たせてくれました。
歯並びは悪いので、いずれ歯医者とは縁が切れなくなると思うのですが(爆) スモールステップで経験できて良かったかな?と思います。
つい数日前、親の集まりで「歯医者どうしてる?」という話が出て。
あきのすけの場合は、全然意図したことじゃなかったんだけど 私自身が、親知らずの抜歯とか歯周病の治療とかで あきのすけの妊娠前からお世話になっている歯科医院があって。 「赤ん坊の預け先がないから通院できません」 「じゃあ連れてきちゃいなよ。院長室でビデオでも見せて、看護師が交代で見ててあげるから」 ということで 彼にとってはその歯科医院は「遊びに行くところ」だったんですねえ。 そういえば不思議にここではパニック起こしたことなかったな。
豪放磊落な院長と 柔和な副院長と、全くタイプの違う先生がいて 子どもたちの治療はいつも副院長先生にお願いしてるんですが 説明も丁寧で、痛くないよういろんな麻酔の方法を上手に組み合わせてくださるので 私も自信を持って「あの先生なら大丈夫」と、息子にお勧めできます(^ ^)v (この先生、どうなんだろう…)っていう親の不安って、子どもに絶対伝わりますものね。
ある程度知恵がついて、我慢もできる年頃になるまで 虫歯にならないで来れたのも幸いだったなと思います。
様々な出会いと幸運に、感謝です
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