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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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あき母
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    Yahoo!JAPANの掲示板にリンクを貼ったとたんにアクセス数1000件突破、いやさすがすごい威力ですね。なるべく更新頑張ります。

    さてHANEN。
    子供が現在どういう手段を使ってコミュニケートしているのか(しようとしているのか)。
    それを知るところからこのプログラムは始まる。らしい。

    このブログでも過去何度も書いたが、スモールステップだ、応用行動分析だ、といった理論総論は日本でも結構手に入れることができる。じゃあ実際うちの子に対しては何をすればいいの?というところで、初心者たる親ははたと困ってしまう。
    テキストの方はまだちっとも読み進めていないのだが、いまのところ基本的にものすごく目新しい事が書いてある、という印象はない。
    子供のサインをキャッチすること。好きな刺激・嫌いな刺激を知ること。親はゴールを低く設定して、焦らず粘り強く子供をサポートすること。
    そんなことは基本だ。何度も聞いた。
    このプログラムの核心はやはり、実際に専門家(ここでは言語聴覚士)が「個別に」アドバイスを行なうという点なのだろう。実施主体はあくまで親なのだが、親が一番知りたいところの「具体的に、どうするの?」「何をゴールにすればいいの?」について助言が得られる。数ヶ月の時間をかけて基本的な手法を身につけることができれば、将来子供のスキルが上がって新たな問題に直面した時にも応用がきく、はず。
    ただし膨大な時間と労力と、おそらく経費もかかる。日本で同じことをやろうと思ったら…?その懸念はひとまずおいて、私自身の記録の意味もこめて、プライバシーと著作権に触れない範囲で(笑)ご報告していこうと思っている。

    で、昨日は初回の家庭訪問だった。
    二種類の用紙“My Child’s Sensory Preferences”(子供の好む刺激)と“The How and Why Communication Checklist”(なぜ、どのようにコミュニケーションするか)をあらかじめ渡され、「記入は当日一緒にしますから、目だけ通しておいてください」と言われた。そこで、鉛筆書きで日本語訳と、当てはまりそうな項目に印をつけておいた。
    訪問時刻はいつもならお昼寝の時間とあって、あきのすけは「絶好調」。さっそく“running back and forth”“jumping”に印がついた。それから幼児用椅子に突っ込んで転び、半ベソで「いたかったの」と言いながら寄ってくる。
    “What is he saying?”(何て言ってるの?)
    “He says he has pain.”(痛い、と言ってます)
    “Ah, and he comes to you, needs your help. That’s good.”(そう、それに助けを求めてあなたの傍に寄ってきたわね。いいことよ。)
    と、早速もう一枚の用紙を取り出して、Spontaneous Speech(自発語)欄に“pain”と記入する。
    その間にあきのすけが電話帳をめくって遊び始めたので、“watching repetitive movements”の項目にも印をつける。
    というような調子で、子供の遊ぶ様子を観察したり、「○○して欲しい時、この子はそれをどうやって伝えますか?」というような質問に具体例を挙げながら私が答えるのを聞き取りながら、二種類のリストを仕上げていく。
    「あきのすけ語」を英語に直して伝えるのはなかなか骨の折れる作業だった。「彼が意味のないことをしゃべっているのか、私が理解できていないだけなのか。実際に見えているものについて述べているのか、想像して/思い出して話しているのか、解らないんです。」私が拙い英語でそう言い訳するのを、先生はうなずきながら聞いてくださった。

    退屈し始めたあきのすけが、ソファに座っている私の膝に乗り、脚を滑り台代わりにして遊び始めた。それを見た先生が、“People Games”(人と直接関わる遊び)の好例だからビデオに撮ってもいいかという。お化粧ぐらいしておけばよかったと少し後悔。

    その後、あきのすけは現在“The Early Communicator Stage”(コミュニケーションがようやくとれ始めた段階)にあり、おそらく“Visual Learners”(視覚から学習するタイプ)に該当するだろう、次回の講習までにテキストの該当ページを読んでおくように、と言われた。
    それから何か気になること、訊いておきたいことはないかと言われて、
    「大きな声で繰り返し独り言を言ったり、オウム返しをする。しゃべってくれるのは良いことなんでしょうけど、静かにして欲しいと思うことがあります」
    「それは彼がもっとコミュニケーションしたがっている証拠だから、できるだけ相手をしてあげて。適切な表現を教えてあげることも有効よ。少し先の話になるけど、テキストのこの“Interpret~”(翻訳)の部分が参考になると思うわ」
    「以前はもう少し多くの動詞を使っていたのに、最近は何かして欲しい時『おかあさん、やる』“Mom, do.”としか言わないんです。なんでもかんでも“do”、確かに便利な単語なんですけど」
    「それもInterpretしてあげることね。give me(ちょうだい), fix(直して), let’s play(遊ぼう)…彼があなたに対して『使おうとしている』言葉がこのチェックシートの中にあったら、マークしておいて下さい。次回とその次の講習で使います。」
    ということで、また宿題をもらってしまった。

    二時間の予定のところ一時間半で終了。スムーズに運んだと言いたい所だが、私の英語力が限界で話が弾まなかったというのが正直なところ。ここにもコミュニケーションの壁が(苦笑)
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    【2006/02/01 05:37】 HANEN | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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