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障害って何だろうという問い |
昨日の打ち合わせ会で 「あきのすけ君って、障害のあるお子さんに見えないんだけど…?」 とジョブサポーターさんに言われて
「普通級か支援級か迷ったぐらいの子だから… でも地雷踏んじゃうと、混乱しはじめると大変なんですよ~」
っていう返事をしたんだけれど、 なんだかちょっと違うなって気がして。
あきのすけの自閉度は、決して軽くはない。と思う。 話は回りくどいし しょっちゅう空中文字書いてるし 走る姿勢は傾いてるし。
障害のある子、という前提で見てくださっているサポーターさんは拍子抜けするかもしれないけれど 普通学級の集団に入ると、明らかにひとり浮いてる。今でもね。
でも、親バカなんだけど、いまのあきのすけは結構どこに出しても恥ずかしくない子に育ってくれたと思う。 指示も通るようになったし あんまり泣かなくなったし、泣いても立ち直るの早くなったし 性格は穏やかだし、素直だし、真面目だし 頭はいいし、顔もいいし。…こんぐらいにしとこ。
始まったばかりのぷれジョブ、サポーターさんに「こんな大変なのヤダ」って逃げられたら困るから 「あ、意外に楽しいじゃない」「こんな感じなら続けていけそう」って思っていただくのに あきのすけって、最適な素材だと思うの。 (めっちゃ上から目線。笑) そういう理由で彼が選ばれたかどうかは不明だけど。
ぷれジョブ考案者の西先生が講演会で 「障害って何だろう?」って人に考えさせるのが彼らのお仕事 っておっしゃってたんだけど 今回のサポーターさんの問いかけは、まさにそれだったのかな、って。
配慮された環境、優しい人達の中でならあきのすけは力を発揮できる。 でも 口頭指示、同時処理、厳しい叱責、 そういう環境に置かれたらたぶん一瞬でボロボロになる。
障害は、確かに彼の脳の中にあるんだけど でも本当は 彼の外にもあるんだ、ってことを
半年間の彼との関わりの中で少しでも感じていただけたら、なんて思います。
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