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51点取れれば勝ち |
2013年4月13日付 朝日新聞「耕論」 http://www.asahi.com/shimen/articles/TKY201304120522.html で、太宰府天満宮宮司の西高辻信良氏が面白いことを書いてられました。
“人生って51点にすることが大事なんじゃないですか。仕事だけではない。家族や友人との関係、趣味、様々なことをたし合わせて、死ぬときに51点取ったなと思えれば勝ちです。左遷されたその瞬間はマイナス20点かもしれませんが、その後の人生でいくらでも黒字にできる。自分だけが不幸だとか、これで俺の人生終わりだとか、そんなことあるはずがないんですから”
51点。 いいなあ、そのハードル低くて(^ ^)
学校のテストって、だいたい平均点が70点ぐらいになるように作ってあって 大学で単位がもらえるのも、だいたいそのぐらいが合格ライン。 ちょっと“優秀”な人は、少なくとも中学校ぐらいまではテストで百点取るのが当たり前だったりして。
親は親で、どうしてもできていることをほめるのは忘れがちで 悪いところ、できていないところばかり目について ついついそこを指摘したり叱ったり。
そういう「満点でないと自分を許せない」思考回路のまま育っちゃうと だって人生って正解のない問題だらけで 何が正しくて何が間違いかなんてわからないわけで
そこに障害のある子、自分の思い通りにならない存在が降ってわいてきたら もうこの世の終わりみたいな気持ちになっちゃったりなんかしてね。
だけど、ずっとずっと勝ち続けていられるなんてことが起こるのはマンガの中だけでしょう。 勝つこともあれば負けることもある 長い目で見ればプラスマイナスゼロって考える方が、確率論的には自然なんだから。
100点満点でない人生には価値がない、なんて 自分を追い込むことをやめたら …企業や競争社会ではそんなこと禁句なのかもしれないけれど。 意外に人生悪くない、って そう思えたらそれが 確率論を超えた「プラス1点」になるのかもしれませんね。
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