昨日は、障害児・者サッカー大会に参加してきました。 明日からは、いよいよ「ぷれジョブ」が始まります。
あきのすけに、正面切って彼の障害について話をしたことはありませんでした。 思考ダダ漏れの彼に、「慎重に取り扱うべき個人情報」を管理できるのかという不安が第一。 ほとんどの時間を普通学級で過ごせている彼に、あえて周囲との違いを意識させたくないという気持ちもありました。
でも。 障害児対象の活動に参加させることが増え。 母も親の会の役員が回ってきて。 学校で点字の学習をした頃から、あきのすけが図書館で借りてくる本が「障害」「バリアフリー」に関するものが増えてきて 会話の端々から、彼が「障害」という言葉を意識し始めたらしいことが感じられ。
そろそろ、隠しておくのは難しいな。という状況になってきました。 隠し続けることで、彼が「障害」という言葉に対して、自分自身に対して、ネガティブなイメージを持つことは避けたいと思いました。
それで、母もようやく意を決して 本人告知第一弾です。
まだ診断名は伏せた上で… 吉田友子先生の 『自閉症・アスペルガー症候群 「自分のこと」のおしえ方』 を参考に、説明文を作成しました。
あなたは他人とちょっと違った特別な脳を持っていること、 それは血液型や利き手と同じ、タイプ分けに過ぎないのだということ、 こんな得意なこと、苦手があること、 ちょっとした工夫で苦手を克服してきたこと、 医師や先生や親などあなたを支えてくれる人たちがいるということ、
「困ったな」と思うことが比較的多い人を障害者と呼んでいるけど 困ったなって思うことがなくなればそれは「障害」ではなくなるということ、
できないことしか見ようとしない残念な人たちから自分を守る必要があること。
昼食後の、お日様が気持ちよく差し込む部屋で いつものソーシャルブックと同じ形式で作った説明文を あきのすけに読んで聞かせました。
明るくポジティブに伝えるつもりだったのに 最後のページはちょっぴり涙声になってしまいました。 あきのすけも、ちょっとウルッとしてました。
話し終わった後、小一時間ほど自室にこもってました。 でも、出てきた後はいつものあきのすけに戻ってました。 なにごともなかったかのように。
多分、見かけより聡明な彼は、今日話した内容なんてもう先刻承知していたのだろうと思います。 もう、この件について、コソコソしなくていい。 いまはそれを素直に喜ぼうと思います。
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