これなら、というので、あき父の大学内にある学生・職員向けの紹介所に申し込みをしてみた。 Webサイト上のフォームにこちらの連絡先や希望条件等を入力して送信すると、確認の電話がかかってきた。自宅にきてもらうのと、先方に連れて行くのとどちらがいいかと訊かれて、少し考えて「連れて行く方がいい」と答えた。 翌朝、候補リストがe-mailで送られてきた。所在地・連絡先、営業時間と料金、定員、食事提供の有無、主な設備、サービス提供者のコメントなどの詳細なデータ。個人のシッターを予想していたのだが、いずれも自宅で子供を預かるFamily or Group Day Care Homeというカテゴリーの施設らしい。定員は6または12人、いわゆる保育園よりもきめ細かい対応が期待でき、特にGroup Homeの方は複数のケア提供者が子供に関わることが義務付けられている。認可をうける際に設備等いちおう行政のチェックが入るので個人に頼むよりもかえって安心かもしれない。 その他に地域ごとの料金の相場、行政による指導歴の検索サイト、下見訪問時の保護者用チェックリスト、他の利用者にコンタクトをとりたいときの窓口、など欲しいと思っていた各種の資料も添付されてきた。例によって読むのがひと苦労だが、親の側があれこれと情報収集してあちこちの窓口に出向いて担当者と交渉しなければならない日本の状態を思うにつけ、この情報提供の効率の良さには感服する。 ただし、担当者をつかまえられないと全くお話にならないのだが。