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個別指導計画は誰がどうやって作るのか |
来月にはあきのすけの学校で個人懇談があるのだけれど 気が付いたら、今年の個別指導計画をまだ受け取っていないことに気が付いた。(いまさら)
アメリカ並みのIEPミーティングをやれなんて、 超忙しそうな先生方を見ていたらとても言えない。 書類を書いたり会議をしたりするより、 子どもと直接向き合ったり 支援スキルを学ぶことに時間を割いていただきたい。
最近はあきのすけもすっかり落ち着いて、特に問題らしい問題もなかったので 私もすっかり油断していたのだ。
でも他にも受け取っていないというお子さんがいて やっぱりそれはちょっと…という話をしたら 保護者の意見を反映させたいので、どのような支援が欲しいか書いてくださいとプリントを渡された。
もちろん、保護者の想いを聞き取り反映させることは必要だし絶対やってほしいのよ。 でもね、理路整然と具体的にそれを伝えられる保護者って 実はそんなに多くないのよ。
優秀だった昨年度までの担任にいかに頼り切っていたかを自省しつつ なんとか記入して今朝提出して
ホッとしてツイッターのTLを眺めていたら タイムリーに、カイパパさんのこんな過去記事へのリンクが。
ひとりはひとり(だけど) (以下、引用の引用)
生活相談って、基本はラフでいいと思います。 無駄話をしながら、お茶飲みながら、100円均一ショップ でせんたくバサミやハンガーを選びながら、生活の話を聞く。 商店街を一緒に歩きながら、病気の話を聞く。
なんとなく話している中で大変な問題や悩みが、 ぼそっと一言。 これがほんまのSOSやと思います。 そこを拾って一緒に解決していくのが、プロやと思います。 はじめから整理して言葉できちんと相談できる人を 相談者に想定していたら、氷山の下の人たちはいつまで たっても救われません。
ああ、そうだ。 送迎の際の立ち話、連絡帳に書いた子どものなにげない言葉や行動、 改めて「お願い」なんかしなくても その中からいまの課題や、支援のヒントをこれまでは見つけていただいていた。 私たちの本当の不満は、たぶんここだったんだ。
もうひとつ、bouzan先生のブログより引用。 支援ミーティング(&支援計画)の目的は!
支援計画及び支援ミーティングの目的は何か?と聞かれて皆さんは即答できますか!
私の答えは!
【ノーマライゼーションと現在と将来のより質の高い生活の自立】だと考えています。
目的は常にぶれてはいけません。
(中略)
その時々がより質が高い生活を自立的でありたいと願います。(もちろん支援つきでOK)
ただ支援をくっつける作業ではだめです。支援をくっつけて自立度を下げ、将来の自立的な生活に影響を与えるべきではないのです。
だからこそ、支援ミーティングでは、「支援」と「課題(教育内容)」の設定が重要になります。
「いまあきのすけ君の学校生活において、あんまり問題があると感じないのだけど…」という交流級の担任に 私はこう返事を書きました。
「いま先生やお友達が優しくて許してくれていることも この先クラス替え、中学高校ではそうはいかない場面も出てくるでしょう。 障害があるからできなくても構わないとは、私は考えていません。 本人も、できるようになる方法を知りたがっていると思います。 たとえ残り半年で解決できなくても、長期的に考えて改善すべき点は遠慮なくご指摘ください」
つまり、こういうことを言いたかったんだ、って思いました。
さて、来週どんなIEPが提示されるか ちょっと複雑な気分です。
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