|
髄鞘化 |
有髄神経と無髄神経について習ったのは、高校の生物の時間だったか、大学の生理学の授業だったか。
髄鞘というさやで神経線維が覆われている有髄神経は、 覆われていない無髄神経に比べて10倍ぐらい電気信号の伝わる速度が速いのだと。
なにか話しかけても、反応が返ってくるまでにやたら時間のかかるあきのすけを見て 我々夫婦は「コイツの脳はきっと無髄神経でできているに違いない」なんて言っていたのだけれど。
人間の脳は、最初っから全ての神経が有髄神経でできているわけではなく 成人するまで長い時間をかけて順次髄鞘化が進行していくものなんだそうです。 中でも、高次脳機能に関係する前頭前野は出生後~青年期にかけて、ゆっくりと髄鞘化が進行していく部分。
ドイツのフレクシッヒ博士がこの髄鞘化進行モデルを発表されたのがなんと1896年だそうで 小児科医さんなどの間では常識みたいですが(^ ^;)
そっか、やっぱりコイツの脳は無髄神経でできてたんだ… じゃあ、反応が鈍くても仕方ないよねえ。と 妙に納得してしまったのでした。
スポンサーサイト
|
|