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迷うだけ損 |
2011年11月11日(金)朝日新聞 小池龍之介の心を保つお稽古 より抜粋
このように複数の思考で心が混乱する理由は、私たちが「どの選択肢がより得か」を、計算したがる欲望にあります。けれども問題なのは、こうして考えを堂々めぐりさせるとき、私たちは精神(と時間)を消耗して疲れてしまうということです。
つまり、「どちらが得か」で迷うこと自体、心にとっては損だと申せましょう。迷うのは疲れることだと、うっすら知っているからこそ、私たちは無尽蔵に選択肢が増えるのを嫌うのではないでしょうか。 (中略) とは申しましても、優柔不断な私たちは、うっかり迷いに入り込んでしまうもの。そんなとき思い出すと良いのは、迷っているからには、いずれかの選択肢が決定的に優れているわけではないということです。つまり「より得なほう」を選べても、実はたいした差ではない。
「ちっぽけな得を求めて、ケチな欲望に心乱れる卑小な自分なのだなあ」。そう気づいて、「得」じゃなくても良いからさっと決めてしまいましょう。
「自由に」と言われて、無尽蔵に選択肢があると、困って疲れてしまう… いますねえ、そういう人、身近に。
あきのすけが帰ってきたら読ませてみよう。ちょっと難しいと思うけど。
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