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ぼうし、かぶるぅ |
クリスマスに日本のじいじが絵本をたくさん贈ってくれた。あき父が幼い頃よく読んでいたお話ばかり、だそうだ。 学校はずっと英語なので彼なりにストレスを感じているのかどうか、家に帰るとずっと絵本に貼り付いていたあきのすけは大喜び。一冊ずつ親のところへ持ってきて読んでもらっては、また自分で繰り返し開いている。 これまでは読んでもらったのを記憶して暗唱している感じだったが、ここ2、3週間は「~でした。」を「~てした、まる!」などと言っているので、どうも多少は自分で字を追って文を読んでいるらしい。親が読んでやる時も、勝手にページをめくらないで文章が終わるまで待っている。やはり好きなことは進歩が早いらしい。
いま一番のお気に入りは「だるまちゃんとてんぐちゃん」。 てんぐちゃんの持ち物がうらやましいだるまちゃんが、おわんの帽子をかぶる場面で必ず母のところにやってきて、さかんに「ぼうし!ぼうし!」とのたまう。「ああ、帽子だねえ」と“おつむてんてん”をしてやるとニッコリして本の方へ戻り、また寄ってきて「ぼうし!」と言いながら自分で“おつむてんてん”のしぐさをする。 「じゃあ、あきのすけも帽子かぶるか」と、おわんにゴムひもをつけてやったらこれがいたくお気に召した様子。「ぼうし、かぶるぅ」と言いながらおわんを差し出してくる。

幼児の髪の毛はサラサラなので、すぐ落ちてしまうのだが…
絵本の真似をしたり、親に手伝いを要求するなんてことが、できるようになったんだなあとしみじみ嬉しかったりする。
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