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入試での配慮 |
あきのすけはまだ小2なので、先の話といえば先の話なのですが、 最近ちょっとした行きがかり上、入試関係の情報を集めています。
「中学校で支援級に在籍していると、内申点がつかないので 一般入試で普通高校を受験できない」
あるネット掲示板でそういう情報を入手したのが始まりでした。
療育手帳を持たない子は、支援学校高等部へ入りたくても入れてもらえません。 「じゃあ、どこへ行けと?」 と、素朴に慌てているわけです。
あきのすけは現在、支援級に在籍しつつ、最大限普通級で授業を受けるという配慮をいただいています。 記憶力と数字こだわりが幸いしてか、 いまのところ学習面での苦労はほとんどなく ただ生活面、お友達との関わりに不安があるということでこうなりました。 幸い普通級の担任は良い先生に恵まれましたが それでも普通級ではあきのすけは「三十数分の一」ですから やはりこまごまとした相談は基本的にはまず支援級の先生に相談し そこからコーディネーターの先生や普通級の担任と連携を取って解決していただく、ということをしてきました。
いずれは普通級への転籍を、ということはずっと考えてはきたのですが いまの状況があんまり居心地がいいので 中学は教科担任制だし、周りのお子さんにも余裕がなくなるし ずっとこういう形を取らせていただけたらありがたいなー、なんて、最近思い始めていて。
でもそれが彼の可能性を狭めることになったら仕方がないわけで。
今後子どもがどう成長するか、 どこでつまづくかなんて誰にも予想ができないことではあるけれど
「どういう道が用意されているか」
あるいは
「どういう道をつけていくか」
を考えておく必要はあると思うのです。
さて、 NHK教育テレビでそろそろ春の新番組の情報が載っていないかな~と調べていたら こんなサイトがあることに気が付きました。
http://www.nhk.or.jp/school/
この中のブログの過去記事に 発達障害者に広がった大学への道 http://www.nhk.or.jp/school-blog/500/62353.html
ここでは「学力試験そのものへの配慮」についてのみ解説されているわけですが トラバ先の金子先生のご指摘が秀逸です。 http://harue.no-blog.jp/forteachers/2010/10/nhk_a41f.html
「ここまでしか配慮できない」ではなく 「こうした配慮が必要」と、当事者自身が声をあげていくこと。 小中高の支援をいかに充実させていくか、その結果としての入試制度なんですよね。 実際には、入試制度にあわせて小中高が振り回されてしまうわけですが。
中高でどのような支援が期待できるか、 あるいは要求していくべきか。 いざその場になってからではバタバタと時が過ぎてしまうであろうことは容易に想像がつくので(^ ^;) ぼちぼち研究していこうと思っています。
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