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『不思議なレストラン』 |
という本を読みました。
勤務先の顧客にサービスで配っている冊子の中に 「精神障害者の居場所作り」として、クッキングハウスというレストランの活動が紹介されていたので。
クッキングハウスHPトップにはこんな言葉が書かれてあります。
“だれだって人生の途中で心が疲れたり、 病気になることがあるはず。 心を病むことは 自分とはかけ離れた世界のことではなく、 隣にあることだ。 もし自分の心が疲れてしまったとき、 休ませてくれる場と、 そのままのあなたでいいよと受け止めてくれる人と、 失敗してもいいよと試してみられるチャンスがあったら、 どんなにうれしいだろう。”
その言葉が、自閉症児を育ててくる中で感じていたこととなんだかピッタリ合いました。 障害児の親や 成長した当事者にとって 自分の住む町にそんな場所があったらどんなにいいだろう、って。
読んで思ったことは、 「ヘタレの私にはまねできることじゃないな」(爆)
でも、こうも思ったんです。 彼女らがこうした活動を成功させたことは一種の必然だな、って。
胸の中にある、やむにやまれぬ熱い想いと、 その人自身の生い立ちやキャリアといったバックグラウンド、 理解者・協力者との出会い、 それらがうまく結びついた時、こんなふうに形になるんだな、って。
誰かのマネをしても仕方ない。 自分の引き出しにないものは使えない。 私には、私にしかできない仕事がきっとある。 「できるだけのこと」ではなく、「できることだけ」。
クッキングハウスだって、最初はワンルームマンションの一室から始まった。 焦らず、身の丈にあったことを、考えてみよう。 時間はいくらでもある。少なくともあと30年ぐらいは(^ ^)
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