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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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あき母
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    Thanks Giving Holidayは友人の招きでシカゴへ。あき父の大学時代からの親友で、息子さんのN君はあきのすけより約1才下、日本にいた時から家族ぐるみで年に数回会っている顔なじみだ。
    初日は突然闖入してきたあきのすけにお気に入りのトーマスを持っていかれ、ややご機嫌斜めだったN君だが、電車以外のオモチャならよしということで交渉成立、並行遊びを始めてまずは一安心。大人はNママ心づくしの料理をつまみながらゆっくり話すことができた。


    翌日はNパパおすすめのシカゴ科学産業博物館へ。本物のUボートや巨大クリスマスツリーの前で写真を取ったり、様々な展示を見て回る。大きくて見やすい模型や、体験型の展示は我々外国人にも言葉のハンデを感じさせない。あきのすけもおとなしくついてきて、時々笑い声を上げたりじっと見いったりしていた。
    人体の仕組みについて解説するゾーンに差し掛かった時のことだ。そのコーナーでは脳の情報処理の仕方、我々が知覚したり理解するとはどういうことなのかについて解説しているらしかった。ちょっと難しいね、と通り過ぎようとした時、壁面に“Learning Disability”と書いてあるのが目に留まった。壁面には数個のテレビモニターが設置してあり、”I am talking about How is having LD” “I am not stupid”といった札が添えてあって、画面の中ではLD者自身が自分の障害について語っているらしかった。独特の硬い表情。このビデオクリップを収録するのは彼らにとってはきっと困難な仕事だったに違いないと思う。足を止める人は少なく、彼らの語る言葉は私には解らなかったけれど、多くの観光客の集まる場所にさりげなくこういった展示があるというだけで、胸が熱くなる気がした。

    さて二泊目の夜。早寝早起きのN君は寝室へ。リビングに誰もいなくなったのであきのすけも「おやすみなさい」と言って客室に行くが、なかなか眠れない。例によって大きな声で独り言を言ったり歌ったりするので、隣室のN君が寝付けないのではと心配していたら案の定、壁越しに声が聞こえてきた。困ったな、と思っていたら、おふたりさん壁越しに声を出し合ってなにやら楽しげにお話をしているようだ。もちろん内容は不明。
    いつまでも盛り上がっていられても困るので適当なところで止めておやすみいただいたが、なんだか修学旅行みたいだなあ、と思う。

    翌日、昼食後帰路につく。車に乗るとき、あきのすけは見送りのN君一家と私の顔を交互に見て、「なんで彼らは一緒に行かないの?」という顔をしていた。N君は「バイバイだよ、しばらく会えないからちゃんとご挨拶しなさい」とママに言われると急にぷいっと後ろを向いて電車遊びに専念し始めた。Nママは焦っていたけれど、君の気持ち、わかるよ。あきのすけのこと、気に入ってくれたから、バイバイを言いたくないんだよね。辛いのを君なりのやり方で我慢しているんだね。えらいね。

    その日の夜、N君は「あきのすけ君がいない、寂しい」と言って寝る前に泣いたんだそうだ。そんなに思ってもらって、すごくうれしい。
    あきのすけもきっとN君が好きだよ。とっても好きだと思う。でもそれがわかるのはたぶん実の親だけだと思う、とっても微妙なレベルでしか表現できないから。
    あきのすけが大人になるまでには、N君の示してくれる友情の何分の一でもいいから、うまく伝えられるようになっていてほしい。そんなことを考えてしまいました。
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    【2005/11/30 09:43】 アメリカ生活 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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