拝見していて、療育の先生が常々おっしゃっている言葉が浮かびました。
その先生は「問題行動なんてものはない、行動上の問題だよ」と、「問題行動」は本人ではなく周りがそう受け取っている(本人にとっては問題でない場合もある)だけだから、この差は明確にしておかないと支援を考える時に混乱すると思うんだけどな~とおっしゃってました。
この方は折に触れてそれを問題提起してらっしゃるらしいのですが、「それは言葉遊びでしょ」っておエライ立場の人ほど言うそうで。
でも、確かに「問題行動」と「行動上の問題」では親として受ける印象は大分違うなと思ったことは確かです。
定型さんの世界って言葉ありき、みたいなところもあるから、こういう些細な印象の差って意外と大きいよなと感じます。
【2010/10/10 23:01】
URL | なるたる@JJ #-[ 編集]
コメントありがとうございます。
ん~確かに、
周りが気にしなきゃそれまでだし、思う存分やっててもらっていいよっていう行動は結構あるし
「素人」である親の持つ印象って、大事ですよね。
おエライ立場の人は、
むしろ最初にそういう用語を海外から紹介して訳語を作ったような立場の方なので
面白くないってのもあるかもですね。
かつて、
精神分裂病を統合失調症、
痴呆症を認知症というように言い換えたわけですが
これらの言い換えで、実際、社会の受け止め方はどのぐらい変わったのか?
よく解りませんが。
自閉症が「治る・治らない」っていう言葉もしばしば議論の対象になるようですが。
治りませんって言われて、親はいったんドーンと奈落の底に突き落とされて。
そこからどうやって這い上がろうって考える際に
全てを諦めないといけないと思ってしまったり
逆にできないことをできるようにっていう方向にエネルギーを使ってしまったり
それってどうなんだろう。って。
まあ英語圏の人でもそういうスタンスの方は多いので
言葉だけの問題でもないのかもですけど(^ ^;)
【2010/10/11 19:33】
URL | あき母 #-[ 編集]
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