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子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方 |
『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』 明橋大二 著
新聞の広告欄で見かけて、なんとなく気になって買いました。 「子育てハッピーアドバイス」シリーズは 以前から人気のある育児書だったのだけれど シリーズ第一号が出版されたのが、あきのすけが診断された年の冬。 「どうせ一般の育児書なんか、うちには何の役にも立たないのよ、ふんっ」 とひねていた時期なので、手にとって見もしなかったのです。
ところが。 シリーズ最新刊のこの本、 一般向けの育児書であるにもかかわらず。 私がこれまで、自閉症児に関わるコツとして学んできたことが、 次から次へと出てくるじゃありませんか。
自己肯定感の大切さ。 悪いところも受け入れる。 共感・傾聴の手法。 既にできていることをほめる。 ABAでいうところの、不適切行動の無視、適切な行動の強化。 肯定的な言葉かけ。 叱りすぎてしまう時は、要求レベルを下げる。 他児と比較しないで、過去のその子と比較する。 親が手本を示すこと。 くどくど叱らず、短い言葉で、理由を添えて。 人格を否定しない。 アイ=メッセージの使い方。
(もちろん本の中には、こんな専門用語は出てきません。 あくまで普段使いの言葉に言い換えてあります。)
これらのエッセンスが、4コマ漫画で解りやすく、 しかも×悪い例→○良い例、という ソーシャルストーリーの王道を行く手法で語られているのですから。
参りました。って感じです。
対象は乳幼児~小学校低学年ぐらいまでかな?と思うのですが、 障害「疑い」で子どもにどう接していいか解らないとか、 「うちの子発達障害なんかじゃないわ、信じないわ」とおっしゃるお母様方に 「とりあえず」オススメするのにとても良い本かもしれません。
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