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就労準備性ピラミッド |
先日、親の会で教えていただいたのですが “就労準備性ピラミッド” 将来、就労しやすくなるためにこのようなスキルを身につけておくべきという目安になるものがあるんだそうです。
http://www.pref.nagano.jp/xeisei/withyou/inform/h21_hattatsu_syuro.pdf
1. 服薬管理、通院、健康管理、障害の理解等 ・健康管理・・・体調不良時の早めの気づき、休みの申し出、通院、服薬管理。 ・障害の理解 ・・・自分の障害や症状の正しい理解。
2. 金銭財産管理、規則正しい生活、就床起床、食事、衛生管理等 ・金銭財産管理 ・・・決められた生活費の中での計画的生活。 ・規則正しい生活 ・・・食事や睡眠、趣味や適度な運動。
3. 身だしなみ、会話、意思表示、環境変化適応等 ・身だしなみ ・・・場に合った服装、頭髪や爪、ひげそり等身体面での清潔保持。 ・会話・・・自分の意思を正確に伝え、相手の話しを聞く姿勢。 ・環境の変化 ・・・仕事内容の変化への臨機応変な対応。
4. ビジネスマナー、職場のルール、出勤状況、報告、連絡、相談、欠勤の連絡、指示に従える、安全管理等 ・ビジネスマナー ・・・仕事をする上での身だしなみ、言葉づかい、挨拶、電話対応、来客対応、欠勤の連絡や相談。 ・職場のルール ・・・様々なルールの中での報告や連絡方法等、会社独自のルールを理解し、指示を素直に受け止める姿勢。
5. 業務処理能力、作業速度、持続力、正確性等 ・作業の正確さ、仕事に対する意欲。
1.が基本で、だんだん後の段階をクリアするにつれて就労可能性が高まるんだそうです。 しかし、どれもこれも、自閉症者には結構ハードルが高いことばかり… ていうか、我が身を振り返ってもあまり自信がないかも(爆)
ただ、未診断のまま大人になってしまった場合は そもそも1.障害の理解 が欠けているわけだから それ以降も当然ガタガタになってしまうわけで。 「いくら学校の勉強ができても社会で使いものにならない」と言われる人々には こうした要因があったのか、と改めて考えさせられた次第です。
そして 「勉強さえできれば」と、こうした生活面のスキルがおろそかになるという現象は 既に広く蔓延しているようにも感じられるので
もちろん大多数の人々は意識して教えなくても身につけられることなんでしょうけれど みんなにとって大切な話なんじゃないかなあ、と思った次第です。
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