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放課後支援に当事者パワーを |
今朝のNHKニュースでこのような報道がありました。
-----以下http://www3.nhk.or.jp/news/k10013095681000.htmlより引用-----
障害のある子どもが放課後に生活の訓練を受ける「放課後支援」を強化しようと、厚生労働省は来月から、支援に当たる職員として事業者が障害児を育てた経験のある親を採用した場合には、その人件費を補助することになりました。
これは9日、長妻厚生労働大臣が記者団に対して明らかにしたものです。「放課後支援」は、障害のある17歳までの子どもに交通機関の乗り方や買い物のしかたなど、集団生活を送るための訓練を行うもので、NPO法人などが全国およそ1500か所で実施し、利用している子どもは4万5000人余りに上ります。しかし、多くの事業所では支援に当たる職員が少ないことから、十分な支援ができないという指摘があります。このため厚生労働省は、障害のある子どもを育てた経験のある親に職員になってもらうことで支援を強化しようと、来月からこうした親を採用した場合には、その事業者の人件費を補助することになりました。対象となるのは、6歳から17歳までの子どもを預かっている全国およそ400の事業所で、年間で最大100万円まで支給されます。厚生労働省は「子どもへの生活訓練だけでなく、みずからの経験を基に保護者の相談相手にもなってもらいたい」としています。
-----引用終わり-----
まさにタイムリーな話題で、思わず朝からテレビに向かって拍手を送ってしまいました。
うちの市では以前から、 タイムケアという障害児の一時預かり制度について 引き受け手が個人であっても補助金を給付する (ただし事前登録が必要)という制度があったのですが やはり個人の資格でお金を頂いてお子さんを預かるとなるとそれなりの責任も発生するし 難しい面があったのではないかな、と思います。
これまでヘルパーさんに「こういう支援をしてほしい」と要望する立場だった障害児の親というのは 当事者ならではの知識も経験も豊富で、 既に自らNPO法人を立ち上げるなどして支援の側に入っている素晴らしい先輩方も大勢いらっしゃるのですが お役に立ちたいという気持ちはあっても一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないかと思います。
ただ公的資格を持ったプロのヘルパーさんとは違うので、 たぶん扱いとしては有償ボランティアさんみたいな形になるのかな? そういう意味では預ける側に多少の不安は生じるかもしれませんが。
こういう支援が、今後充実させていく必要がある、しかもある程度急いで取り組まねばならない課題であると 政府・厚労省に認めてもらえたことは非常に喜ばしいと考えます。
年100万円といえばパートさんひとり増やせる程度、 予算としては決して大きくはないかもしれませんが 該当する事業者さんはぜひ積極的に活用して結果を出していただきたいと思います。
「これ応募してみようかな」と言ってみたら 「まだ自分の子を育てる方が先だろ」と旦那にたしなめられました。 そりゃそうだ
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