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チェックマンは嫌われる |
PDCA、という言葉をご存知でしょうか? 怪しいクスリの名前じゃないですよ(笑) 私、ず~っと昔、新入社員研修で習ったような覚えがあります。
Plan(計画) Do(実行) Check(評価) Act(改善)
の、頭文字をとってPDCA。 計画を立て、実行し、その結果を評価し、うまくいかなかった部分について対策を練る。 そしてまた新たな計画を立て、それに基づいて…。 これを繰り返すことでだんだん良い結果が得られるようになっていく、というもの。
日々の子育ても、まさにPDCAだなあ、と思います。 一生懸命考えた支援のPlanがうまくツボにはまった時は、やったあ!と思いますし でも大抵は小さな小さなAct Act Actに脳ミソしぼったり Doの途中でほったらかしになってる事だらけだったり、するんですけれど(汗)
ところで、世の中には時々 Checkしかしない人、「チェックマン」がいるんですよね。 自分では何のアイデアも出さず手も出さないくせに アレできてないコレできてない、だけ言いっぱなしの人。
例えば「厳しい」上司、 「なんでこんな簡単な仕事ができないんだ!」とどやしつけておいて 「あのー、ではどうすれば…」「自分で考えろ!」 うん、確かに企業社会は甘くはないし、 そうでなきゃ身につかないスキルというのもあるのは確かだけれど、 改善案を、隠しているのではなく本当に持ってないのが何かの拍子にバレると 一気に部下の信頼を失うわけです。
診断や障害名の示唆だけして、 「将来こんなコワイ問題が起こりますよ」と脅しだけかけておいて 具体的な対応法や療育先を教えてくれない、自称「支援者」。 残念ながらまだまだこういうケースが全国的には少なくないように、風の噂に聞くのですが…。こういうのも、たちの悪いチェックマンの一種でしょうね。
で、親というのもついついチェックマンになりがちで。 Checkにはもちろん「よくできました 」っていう良い評価も本来含まれるはずなんだけれど できたことはできて当たり前、とついつい思ってしまうので 口から出るのは小言ばかり、アレできてないコレできてない… それでActらしきものといえばせいぜい「気をつけなさい」では 上記の無能な上司と一緒、そりゃー嫌われるよなぁ。
自閉症児には「~してはいけない」で終わらないで 「~します」を具体的にセットで伝えてやらないといけないよ。それが対応の基本だよ。 って親はまず最初に習うんですけど これはつまりCheckのみで終わらないで具体的なActを示してやりなさいっていう事。
できたこともきちんと評価すること、 ネガティブな評価には必ず改善案を添えること。
全ての人間関係に必要なことかもしれないですね。
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