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走れ、あきのすけ。 |
折り紙つきの不器用で、 運動関係はからきしダメなあきのすけにとって、つらいシーズン。 そう、運動会。 これまでは早い遅いを比べて順位をつけたり できないことを意識させたりしないように 特段に配慮していただいてきたけれど。
小学校は、一気に勝負の世界に入るのです。
まずは定番のかけっこ。 走る組み合わせは、 まず男女に分かれて、 背の高い順に走るのだとか。 4月生まれなので比較的体格のいいあきのすけにとっては、これって結構きつい。 「今日も6位。ビリだった…」と肩を落として帰ってくる日々。 うちの子をビリにしないで下さい、 と学校に要求するほど母ちゃんはモンスターではないので 「そっかー、まあ母ちゃんも小学生の頃ずっとビリだったからねー、仕方ないね」
何のフォローにも慰めにもなっていない。
たまたま授業参観で、運動会の練習を見る機会があった。 うん、思ったより、コース内をまっすぐしっかり走ってるじゃない。
家に帰ると、あき父が冗談で買った安物の万歩計が転がっていた。 これだ!
「あきのすけ。足を速く動かす練習だ。 これつけて、1分間で何歩までカウントできるかやってみよー。」 なんだか、深夜番組の罰ゲームみたいだけど。 数字がからむと、やらずにはいられないあきのすけ、 自らタイムタイマーをセット(正確さには疑問が残るがまあよしとしよう)。 初日 153歩 二日目 181歩 おおーなかなかやるじゃん。
そんなある日。 「今日、(6人中)5位だった(^ ^)v」 「…ひとりお休みだったの?」「ちがう」 「お友達、転んじゃったの?」「ちがう」 (まともに走って、あきのすけより遅いお友達っているのか…?)←ヒドイ親。
真偽のほどは、当日のお楽しみ。
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