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知られざる生活史 |
天文の次は(『実際の星空も見ない用語の意味も解らないのに』と、父に図鑑を隠された) 昆虫図鑑にはまっているあきのすけ。 まあこれならお友達と共通の話題にもできるかもしれないし。 と思っていたら、「終齢幼虫」だの「孵化」だの「羽化」だの 小難しい単語を得意げに連発し始めた。
ある日のこと、寝る前に 「いまからサナギになって寝て、朝になったら羽化するの」 と言って自室に上がっていった。
いったい何の虫になるつもりだろう? チョウ?セミ?カブトムシ?
数日後、改めて尋ねてみた。
「お風呂に入る前、脱皮して終齢幼虫になる。 お風呂に入って、ご飯を食べて、サナギになって寝る。 朝、羽化して、『ヒトムシ』になる。 昼の間に産卵する。 卵からかえってから、(学童保育)に行く。 オヤツを食べて、1齢幼虫になる。」
産卵した後、学校で一度死んで、生まれ変わるらしい。 昼に産卵するのは、どうかと思うけど…(^ ^;)
よくできたマイワールドだこと。 ここまで語っていただくと、もう笑うしかございません。 親の知らない自閉症児の生態、まだいろいろありそうです。
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