|
「知ってほしいキャンペーン」by HOPE★プロジェクト |
以下は7月5日付の朝日新聞より引用
がん経験者らで作るNPO法人HOPEプロジェクトが、 手術の直後など、外観からはわからない痛みやつらさを抱えている人がいることを理解してもらおうと啓発用のキーホルダーを作った。 (中略) 理事長、桜井さんは「優先して座りたい、と権利を主張するつもりはない。病と共に歩む人に少しの思いやりを持ってほしいのです」と話す。 (中略) 臓器提供を受けた人たちや脳脊髄液減少症の患者らからも好評で、活用したいと言われているという。小児がんの子供たちには(中略)近く無償で提供する。 「将来的には精神疾患などを抱えた人らにも持ってもらい、社会の理解を得るための一助になれば」(以下略)
記事によると作製のきっかけになった出来事は、 外来で化学療法を受けた帰りに電車で座っていた女性が、 マタニティマークをつけた女性に「譲ってもらえませんか」と求められた、というもの。 抗がん剤の副作用で体がつらかったが何も言えず席を立ったそうだ。
様々な立場から、「配慮してほしい」と訴え、こうしたマークを作る動きが広がっている。 それは逆に、現在の社会がいかにギスギスしたものであるかの裏返しかもしれない。
懸念されるのは、 「そんなこといったら私だって」 「俺たちの方がもっと大変」 と“不幸の競争”のようになってしまい、 弱い立場の人同士がいがみ合うようなことになってしまわないか、ということ。 またこうしたマークを黄門様の印籠のように振りかざし 「配慮してもらうのが当たり前」と感謝の心を持てない人が出て来るとすれば、 これらのマークは共生のためにではなく、 排除のために使われることになってしまうだろう。
このNPO法人はがん患者を中心に立ち上げられ活動しているが、 自分たちだけの利益追求ではなく、広く様々な病気や障害を持つ人にも目を向けていらっしゃる、そのことに賛同しささやかながら応援したいと思います。
購入申し込みはこちらからできます。 知ってほしいキャンペーンとは? http://kibou.jp/sittehosii.html
スポンサーサイト
|
|