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Evaluation Meeting |
今日あきのすけ、あき父と三人で、evaluation meetingに行ってきた。行き先は郡教育局に併設のpreschoolだ。 ショッピングセンターなど初めての場所では相変わらず怖がって抱っこをせがんでいたあきのすけだが、ここは居心地のいい場所と本能的に悟ったのか、登園してきたお友達の後についていこうとしたり、案内された小部屋でさっさと靴を脱いでおもちゃで遊び始めたり、リラックスした様子だった。
今日のスタッフは心理のS先生と言語のL先生、作業療法士のC先生、通訳。 課題の実施担当のC先生は数字の形のマグネットをごほうびにして、あきのすけの注意をうまく引きながらテンポ良く課題を進めていく。他の先生方がそれを観察しながらメモを取ったり、時々彼の発する言葉の意味について我々や通訳さんに尋ねたりする。後でスタッフ間での検討材料にするとのことで、ビデオの撮影も行なわれた。
外国人ということもあり、言語面の能力を問うような課題は設定されておらず、型はめ、積み木、紐通し、絵合わせ、動作模倣(車や飛行機を動かす)など。 面白かったのは「お誕生日会」赤ちゃんの人形を置いて、粘土でケーキを作ってろうそくを立てて食べさせてあげる、という課題。あきのすけは人形には興味がないし、粘土は触れないので無理だろうと思いながら見ていたら、 「あかちゃん」という言葉に反応して人形の目の辺りをひとしきり触ったあと、 「ケーキ」と言って出された赤い粘土を本当に食べようとし(苦笑)、 「赤ちゃんに食べさせてあげて」と指示されると、人形の手にフォークを握らせようとしていた。「いままで試験をした中で、フォークを持たせようとした子は初めてよ(笑)」とL先生に言われた。 最後におやつを三種類もらって、渡されたものを次々と口に押し込み(朝ごはん食べてきたのに。恥)、どれがいい?と聞かれてM&Mチョコをリクエスト、口の端を黒くしてご満悦だった。 通訳の方がいてくださったこともあるが、あきのすけは英語を話す先生にとくに違和感を感じる様子もなく、親の方をほとんど振り向きもせず楽しげに課題をこなしていた。あんまり楽しくて帰るときに怒り出さないか心配したのだが、機嫌よく靴を履かせてもらって「バイバイ」と手を振った。
今日はあきのすけにspecial education(特殊教育)を受けるためのeligibility(資格)があるかどうかを見るのだと繰り返し説明されたのだが、こんなに頑張ってしまっては「必要なし」と言われてしまうのではないかと、ちょっと心配になる。数字や文字へのこだわり、回る物への興味、視界から消えると関心を失うなどの基本的な兆候ははっきり現れていたと思うのだが。通訳さんの話では、去年も同じような検査を受けた子がいて、一般のプレスクールの障害児枠に入ったとのこと。それにしても今日のあきのすけの幸せそうな顔を見ていると、どこかには受け入れてもらえると良いのだがと思う。
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