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イヤーマフ |
 夏に夕立はつきもの。 今年は温暖化の影響だかなんだか、だしぬけに激しい雷雨がやってくることが多い。 頭が痛いのは、雷が鳴るたびに、あきのすけが混乱し始めること。 赤ちゃんの頃は平気だったのに。
いちど瞬間停電でテレビや蛍光灯が突然消えたことがあり(すぐ復帰したのだが)、 よほど驚いたのか、その後も雷が鳴るたびにフラッシュバックするらしく 「5時50分にぃ、クインテットの時ぃ、フラットさんが消えちゃってぇ、電気が消えてぇ、(以下略)」という話を繰り返し延々とし始める。 しばらくは「ウンウンあの時は怖かったね、ビックリしたね」と相槌を打っていたのだが、 一週間経ち二週間経ち一月経っても同じ話をやめる気配がなく。 「いいかげん忘れて!もしまた消えても、すぐ元通りになるんだから心配することないの。」
まだ子供だし、「男のくせに」なんて言葉は使いたくないけれど、 毎度毎度ヒャアヒャア奇声をあげて走り回りしがみつき↑のような繰り言を発し。 自然現象は避けようがないだけに、どうにか自分の中で、もう少し冷静に処理する事を覚えてほしいのだけど。
「雷の、光と音と、どっちが怖い?」 「音」 「でも花火の音は大丈夫なんだよね」 「楽しいから」 うーん、たぶん聴覚過敏ではないと思うのだけど、試してみる価値はあるかな? ということで、買ってみました。 イヤーマフ。
まず母が着けてみる。 テレビではちょうどオリンピックの中継をやっていたのだが、 観客のざわめきや歓声は消えて、多少音量はダウンするけどアナウンサーの声は聞きとれる。 夫との会話も可能。 台所でヤカンが沸騰している音はほとんど聞こえない。 うん、いちおう思っていたとおりの効果。
一緒に買ってきた耳栓も試してみる。 着けるのがまず難しい。 人の声もブロック。 自分の声がやけに大きく響いてビックリする。 いまいちだな。
あきのすけにイヤーマフをかぶせてみる。 圧迫感が気になるのか、着けたり外したりしている。 まあいいや、気に入らなかったら母ちゃんが、あきのすけの独り言が止まらない時に自衛に使うから。
父と息子ふたりに留守番を頼んで買い物に出ていると、雷が鳴り出した。 急いで帰ると、あきのすけはおとなしくイヤーマフをつけたままテレビに見入っている。 父によると最初着けるときはひと悶着あったようなのだが、 結局雨がやむまでずっと着けていたから、それなりに役には立ったのかな?
ちなみに今回買ったのは、近所のホームセンターの防護グッズ売り場にあった3千円のもの。 ネット通販できちんとした「ノイズキャンセリング」とか「子供仕様」のを調べたら5千円はくだらなかったので、そこまでのものは要らないかな、と。 もしほんとに気に入っちゃって、普段の生活でも手放せなくなったら考えるけど、とりあえずこれで充分そうです。
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