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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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あき母
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    夜泣きの後はアップグレード
    実を言うと先週末あたりから、あき母は精神的にだいぶ危機的な状況にあった。
    引越しの片付けはひとまず一段落したものの、最低限の家財道具しかない家の中、慣れないこともあり必ずしも使い勝手がいいとはいえない。
    まだ車がないのであれこれ買いに行ったり見て回ったりすることもままならない。
    テレビはとりあえず見られるが当然ながら英語ばかり。TV Japanというプレミアムチャンネルを申し込むと日本のNHKの番組が見られると聞いていたので早速地元のCATV局に連絡してみるが、いかんせん電話でのやりとりなので、相手の言っていることがさっぱり聞き取れない。悪戦苦闘の結果、プレミアムチャンネルを見るためには別途デジタル契約をしてチューナーを設置し、毎月70ドル以上支払う必要があるらしいことが判明。とりあえず“I’ll call you back.”と言ったきりそのままになっている。
    あきのすけの療育は、要求された報告書類を郵送したが、一週間以上経つのに何の連絡もこない。本当に大丈夫なんだろうか。

    そのあきのすけ、彼なりに新しい環境に適応しようとしているのだろうとは思う。だがどうも自閉症状が強くなってきているようで気がかりだ。数字への執着は相変わらず。何度注意しても電話機をいたずらして、いつのまにか呼び出し音の設定をOFFにしていたり、受話器を床に落としたりする。母がパソコンを使っていると執拗に寄ってきて、変なキーを押したりマウスのスクロールボタンをいじったり。追い払われるとそこらじゅうの電灯のスイッチをON/OFF/ON/OFF。触角過敏が強くなっているのか食事の途中何度も「手ふいて」。日課がまだ定まらないので、午前中から「おふろ」おやつ食べたばかりなのに「ごはん」。バスに乗って買い物に行けば、まだお店に入ったばかりなのに「ばす、のる」「おうちかえろう」。なんだか一日中言い聞かせたり、怒ったり、怒鳴ったり泣いたりして、無駄なエネルギーを使っている気がする。

    とうとう昨日はそれが頂点に。夕刻、あき父と待ち合わせて銀行の手続きをする約束になっていた。お昼寝をしていたあきのすけを起こすとやたら不機嫌。一抹の不安はあったが銀行の営業時間もあるし、あき父も後のスケジュールが詰まっているというので仕方がない。バスに乗ってしまえば機嫌が直るだろうと無視して支度をして家を出たが、泣き喚き座り込み脱走し、ほんの数十メートル先のバス停にたどり着けない。そうこうしているうちに目の前でバスが行ってしまった。
    「ほら行っちゃった。えむばす、乗るの?帰るの?」「…のる」「じゃあ行くよっ!」意を決してあきのすけを担いで数百メートルほど先の別のバス停へ向かう。うまく行けば、別の地区で客を拾って戻ってくるさっきのバスを捕まえられるはずだ。彼は相変わらず抵抗しているが母も逆上しているのでもう聞く耳を持たない、引きずるようにして連れて行った。
    そんなことがあったせいか、午前四時ごろ目を覚まして泣き始めた。お茶を飲ませても添い寝をしてもなかなか寝付く気配がない。諦めて自分のベッドに戻った母のあとを追いかけてきて隣にもぐりこみ、しばらくごそごそしていたがいつのまにかふたりとも眠ってしまった。
    今日はなぜかとってもお利口さんで、「昼間だから電気はOFFよ」と言えばもう触らないし、パソコンにもあまり執着しないで自分のおもちゃで遊び始めた。電話機はもうほとんど触ろうとしない。公園で、苦手なはしご段に挑戦してちょっとだけ登れるようになって、「good job!」とご機嫌な顔で戻ってきて今はひとりでお昼寝している。
    ゼロ歳児の頃、「夜泣きの後は子供がアップグレードする気がする」と言った人がいたが、本当にそうかもしれない。神経回路がつながるためにひと手間かかるのだろう。

    さっき療育担当者からメールが入っていて、自宅でのミーティングの日時について相談しましょうと言ってきた。今週末には車が手に入る予定だ。どんなにゆっくりでも、前を向いてさえいれば必ず先へ進める。それをすっかり忘れていた。
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    【2005/10/20 03:56】 アメリカ生活 | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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