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疑わしきは支援 |
しばらく前の記事になってしまうのですが、ヤフーニュースより。
米国小児科学会が自閉症の新しいガイドラインを発表 http://health.yahoo.co.jp/news/detail/index.html?idx0=w16071101 (以下抜粋)
米ニューヨーク大学小児研究センターのMellissa Nishawala博士によると、小児の発達には大きな個人差があるとして親を安心させる傾向があるために、小児が正式に自閉症であると診断されるまでに1年以上を要することもあり、治療に最適な時期を逃してしまうことがあるという。
第1の報告は、…たとえ親が特に心配していなくても、生後18カ月から24カ月の間にすべての小児について共通のスクリーニングを実施するよう推奨している。
第2の報告は、自閉症と診断された後の対応に焦点を当てたもので、早期介入の重要性を強調。自閉症が疑われる場合は、診断が確定するのを待たずに、できる限り早く介入治療を開始するよう推奨している。少なくとも週25時間、1年間の治療が必要だという。
あきのすけは日本での診断書を握って渡米したので現地での療育も比較的スムーズに始められたわけですが、診断から療育開始に至る段階では、早期介入プログラムが整備されているはずのアメリカでも意外に日本と似たような課題を抱えているんだなあ、と。 日本の場合は1才半~3歳児健診が、一種のスクリーニングの役割を果たしているわけですが、後のフォローをもっと充実させないと。 週25時間といえば、平日(月~金曜日)毎日、5時間ずつですからね。 週1回とか月1回かるく面談する程度で「療育やってます」なんて本来は言えないってことです。それでも何の支援もないよりはマシですけど。 「診断が確定するのを待たずに」というのもポイント。 とにかく、障害の可能性を指摘するだけしておいて、「様子を見ましょう」ってほったらかすのはやめてくれってことです。風邪なら家で寝てれば治るけど、自閉症は治らないんですから。
ということでこのガイドライン、日本でも導入されませんかね?
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