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「おおきくなるっていうことは」 |
あきのすけ5才の誕生日にプレゼントした本です。 弟の誕生を二ヵ月後に控え、何か兄としての自覚を促すような本をと思って探していたのですが、きょうだい関係を描いた本はたいてい、無力な赤ちゃんだった弟なり妹なりがある程度大きくなって自己主張をし始め、兄姉の領域を侵し始める時期をとりあげています。 赤ちゃんの世話で忙しいんだから、お兄ちゃんには今までみたいに構ってられないのよっ いいかげん自分のことは自分でやんなさいよっ なんて非道なことを言う母親は私くらいなんでしょうか…?
と途方にくれていた本屋の店頭で見つけたのがこの本。
本来は進級祝いとして書かれたらしい内容なのですが、 成長してお兄ちゃんお姉ちゃんになることが誇らしい気持ちになれる本、 お兄ちゃんお姉ちゃんたる自分に何が求められているのかが端的にわかる本として、 誕生日や、弟妹を迎える幼児にもお薦めできる本です。
文 中川ひろたか 絵 村上康成 童心社
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