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漢方薬 |
「風邪には葛根湯ってよくいうけど、体質や症状によっては他の漢方薬を使うこともあるんだよね」 昨夜あき父とそんな話になって、何年ぶりかで漢方薬の本をひっぱり出してみた。 何の病気には何の薬を使うとよい、ということが書いてある。 お年寄りが飲む薬というイメージがあったのだが、 「へえ、小児科でも使うんだ」 風邪、喘息、黄疸…夜尿症、夜なき、癇症、てんかん、ひきつけ…。ん?
自閉症の子って、オムツがなかなか取れなかったり、 睡眠障害で夜中に騒いだり、 かんしゃく(パニック)も起こすし、てんかんを合併していたり熱性けいれんを起こしやすかったりする。 大昔から一定の割合で自閉症の子がいたとすれば、これらの漢方薬の中に、自閉の随伴症状や問題行動を軽減するものがあっても不思議ではないのでは?
名前の挙げられた漢方薬の詳しい説明を見ると、いずれも鎮静作用や抗不安作用があるとされている。脳内神経伝達物質に作用するというものもある。 どうせ試すなら、怪しげなサプリメントなんかよりよっぽどいいんじゃない?
と思って検索してみたら、とっくの昔に試している人はいました(笑) http://www.sagamikanpo.co.jp/ziheishou.html 飲ませてみたけどダメだったという意見もあるし、 味覚や嗅覚に過敏な子ならそもそも飲んでくれないだろうし。 でもたいていのお母さんは、子供に睡眠薬や抗うつ剤などの向精神薬を飲ませるのは抵抗があるだろうから、治療の選択肢のひとつに漢方があってもいいかもしれない。
問題は、自閉と漢方の両方に詳しい医師や薬剤師が、たぶんほとんどいないであろうことかな。
追記: 私個人としては、自閉症が薬で根本的に治せるとは思っていません。 自閉と薬については、非常に共感できる記事がありましたのでリンクを貼らせていただきます。 自閉症の薬物療法
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