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まーがりん |
当たり前だけれど、日本のスーパーには日本の食材が置いてある。 「ああっこんなに新鮮な野菜がお魚が」とつい逆上してしまうあき母、買い物に行くたびに現金がどんどん消えていくのにドキドキし、「どうやって持って帰るのこの荷物」と途方にくれる。 まあ当然渡米前に冷蔵庫は空にしたし調味料の類もほとんど使い切ったから、買わなければいけないものはたくさんあるのだけれど。
ヒトより(おそらく)鋭い味覚を持つあきのすけ、日本に帰ったとたん魚を再び食べ始めた。 「つけてたべる」ブームはまだ健在で、シュウマイに酢醤油「酸っぱいから無理じゃない?」と思ったら気に入ったようで、今日は焼き餃子にポン酢をつけていた。 ブロッコリーにマヨネーズもすすめてみたが、これはマヨネーズだけ舐めてポイ。
でも一番のヒットはトーストにマーガリンだ。 たとえ安物の既成パンでも、やはり日本の食パンは粉の旨みがする。厚切りパンをオーブントースターでカリッと焼き上げて、マーガリンを塗ってほおばる幸せ。 じっと親の手元を見ていたあきのすけから、「つけて」請求が出た。さあもうふた口目からは、マーガリンがないと承知しない。テーブルにパンがある限り、おかずに手をつけないでパンばかり食べ続ける。 「ハチミツは?」と聞いてみると、イヤと言いかけて思い直したように手を伸ばした。塗って渡してやると、マーガリンのパンと合わせてサンドイッチにして食べ始めた。 うーん、こんなアメリカンな食べ方を許していていいんだろうか。
おかげで食パンもあっという間になくなる。日本においてあった一斤用の食パン型、もうこれじゃあとても追いつかないな。
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