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長い長い一日(出国) |
いよいよ出国の日が来た。 午前五時半に起床。手荷物の最終点検、ゴミ出し、水道ガス電気を閉じてあきのすけを起こして着替えさせ掃除機をかけて戸締りをして、知人の車で駅まで送ってもらう。 新幹線の中では大好きな絵本「でんしゃでいこう」「でんしゃでかえろう」を思い出したのかトンネルに差し掛かるたびに大喜び。 京成ライナーは空いていて、車中でパンをかじって遅めの朝食。 かなり早い時間に空港についたのだが、あき父の仕事の関係で当日空港で用事があり、それが予想外に手間取る。待っている間に電光表示をチェックすると、15:10発のはずの搭乗予定便が、14:50発と出ている。どういうこと??
見送りのじいじばあばとうどんを食べ終わったころにはもうチェックイン時刻直前だった。慌しく託送しておいた手荷物を取りに行き、チェックインカウンターに行こうとしたら、手前のセキュリティチェックに長蛇の列。X線検査はパスしたものの、カウンターの内側ではカートが使えない。眠くなってぐずりだしたあきのすけを含めると合計六個の手荷物に大人二人。これでは窓口にたどり着けない。そんな真っ最中にあき父の携帯に電話がかかってきたりする。みかねた空港職員さんに運搬を手伝ってもらい窓口へ行くと、受付時刻をとうに過ぎているのに担当者がいない。数名の列の最後尾に並んでしばらく待つが戻ってこない。時間は刻々過ぎていく。じりじりし始めた時、別の担当者が現れて隣の窓口で受付してくれた。預け入れ手荷物のひとつが重量オーバーだが軽いかばんに詰めなおししますか?という。時間がないので超過料金を払うから、と言ったら私の分の航空券だけを持って別の支払い窓口へ案内された。領収書と、なぜか再発行された航空券を、私とあき父の二枚渡される。「父の分が手元に二枚?息子の分は再発行されないの??」ときいたら窓口のおばさん混乱してきたので、先に渡された分と全部渡して、結局最初に発行された三枚を返してもらう。本当に大丈夫なんだろうか。 もう出国審査に入らないと搭乗時刻に間に合わない、とせかされ、別れの挨拶もそこそこに出国ゲートへ進む。持ち込み手荷物の検査で、パソコンをわざわざかばんから出したりウエストポーチも外したりでまたひと騒動。とてもキッズルームで休憩している余裕はない。ようやくゲートにたどり着くとエコノミークラスは長蛇の列。「また並ぶの?」とげんなりしていたら、「小さいお子さん連れですから」とビジネスクラスの方で搭乗手続きをしてくれた。係のお姉さんが天使に見えた。 指定された席は機内最後尾。居心地がいいとはいえないが、トイレが近いのと、後ろに気を使わないで済むので良かった。私がトイレに立って帰ってくると、あきのすけは既に夢の中だった。
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