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星に願いを |
夏休みに入ってヒマをもてあましているあきのすけ。 かまってかまって遊んで遊んで攻撃に、少しげんなりしている(喜ぶべきことなんだけど。身勝手な親)。 ネット掲示板に現実逃避していたら、「七夕」の文字を見つけた。 そういえば、あきのすけお気に入りの絵本にも七夕飾りを作る場面があったっけ。 笹はないけど、折り紙ならいっぱいあるぞ。
さっそく、ハサミと糊と折り紙を出してみた。 学校の工作で糊つけがお気に入りのあきのすけ、「glue、ぺたぺた!」と暴走し始める。 これはいかん。 そこで「七夕飾りの作り方」図解入りマニュアルを作成する。 1.わかざり かみを ほそながく きる はしっこに のりを つける はりあわせる はしっこに のりを つける わのなかに とおす はりあわせる …こんな調子で、2.ちょうちん 3.おほしさま 4.たんざく と、これだけで結構時間を使ってしまった。 まあいいや、暇で困ってるんだし。 以下、マニュアルに従い粛々と製作…するのは母ちゃんで、できたのを窓ガラスにセロテープで貼り付けるのがあきのすけの役目。
「短冊には、願い事を書くんだよ。こうなったらいいなーって思うことを書いたら、お星様が、そのとおりにしてくれるんだよ。あきのすけは、何かある?」 そんなこと聞かれてもわかんないよねえ。 「じゃあお母さんはねえ、『あきのすけが いやいやをいわなくなりますように』これが、いま一番の願い事だなあ。 あきのすけの分は、代わりに書いてあげるね。『おかあさんが もっとあそんでくれますように』『おともだちが たくさんできますように』」 書き終わった短冊を、あきのすけは嬉しそうに窓ガラスに貼り付けて、何度も繰り返し読み上げていた。
あんまり嬉しそうなので、旧暦の七夕まで飾っておくか…と貼りっぱなしにしてある。 お星様が願いを聞いてくれたのか、最近あきのすけのイヤイヤがかなり落ち着いてきた。
昔のマンガにはよく「禁煙」とか「合格」「打倒○○」なんて張り紙をするシーンが出てきたものだが、あれもreminder、一種の視覚援助ツールであろう。 七夕の短冊が期せずして、「いやいやを言わないようにしよう」とあきのすけに繰り返し訴える働きをしていたのか、それとも本当にお星様に願いが届いたのか…?
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