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ソースつける。 |
お好み焼きはソースなし。 オムレツにもケチャップはいらない。 ホットケーキもシロップなし。 ゆでニンジンは好きだけど、マヨネーズをつけるなんてもってのほか。
余分な調味料は断固拒否し続けてきたあきのすけが、このところ「つけて、たべる」にはまっている。
ある日の夕食、新しく買ってきたステーキソースを、親が肉につけて食べているのをじっと見ていたあきのすけ。自分の皿に乗っていた豚ステーキの薄切りを黙って突き出してきた。 「なあに、お肉いらないの?」 「ちょうだい」 「…これ?ソースだよ。つけるの?」 「つける」 どうせ食べないんだろうな、と思いながらちょびっとつけて返してやると、唇につけ、舌先でちょろっと舐め、小首を傾げてから口に放り込んでモグモグゴックン。そして二切れめを差し出してくる。おいしかったらしい。 それからというもの、 パンにはジャム。 ホットケーキにハチミツ。 トルティーヤチップスにサルサ(ただし辛味を抑えたチーズ風味)またはハマス(ひよこ豆のペースト)。 今日のおやつはオニオンブレッドにブリュスケッタ(生トマト、ニンニク、バジルのソース)。 さすがに肉マンに黒酢は、「酸っぱいからやめておきなさい」。
料理は相変わらず決まったものしか食べてくれないが―下手をすると以前食べていたものも食べてくれなかったりするが―これで少しは食べられるものの範囲が広がったかな? でも日本ではハマスやブリュスケッタはちょっと手に入らないんだけど。作り方を覚えて帰らなきゃ?
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