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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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    HANEN session8
    いよいよHANENも最終回。
    今回は卒業式モードで、これまでの家庭訪問の際撮影したビデオを順番に見たり、
    「この講習会で何が一番有益だったか」
    「子供への接し方がどのように変わったか」
    などを互いに述べあい、e-mailアドレスを交換して終了。

    ところで、改めてHANEN関係の記事を読み返してみたら、こんな重要な情報をどこにも書いていなかったことに気がついた(どこかの掲示板には書いた覚えがあるのだが)。

    「質問の難易度」について。

    自閉症の大きな特徴に「こちらからの質問に答えない」というのがあるのだが、それを克服するために、簡単な質問から徐々に難しい質問にランクアップするのがひとつのテクニックなのだ。
    質問が難しくて答えられないとか、そもそも質問されたことにすら気がついていない場合には、こちらが一人二役で、答え方のお手本を示してやる必要がある。
    以下、難易度の低いものから順に。

    ・Choice Question AかBかどっち?と選ばせる質問
    これが一番答えやすい質問。実物を見せながらなら、さらに分かりやすい。
    例「バナナとりんご、どっちを食べる?」
    後の物を選ぶ傾向があるので、初めは好きなものを後ろに、慣れてきたら前に持ってくると良い。

    ・Yes/No Question はい/いいえ で答えられる質問
    日本語の場合、実は「はい/いいえ」で答える場面は意外に少ない(笑)。
    「食べる?」「たべる↓」と語尾を下げて答えられれば上出来というところか。
    首を縦に振る/横に振る、と身振りで示すのも実は結構難しい課題だ(あきのすけはまだクリアできていない)。
    意外なようだが、Noにあたる言葉を先に教えるとよいらしい。言葉で拒絶の意思表示ができるようになると、泣き叫んだり、癇癪を起こさなくてすむから。
    そのために、わざと嫌いな食べ物や活動を勧めてみる。これは、確信を持っていないとする気がおきない行為だろう。

    ・Open Questions 何→誰→どこ→いつ、なぜ、どのようにして
    すぐには答えられないことを承知の上で、時々このような質問を投げかけて練習させてみる。
    難しいようならすぐ答えを提示したり、答えやすいタイプの質問に言い直したりする。
    例「何が飲みたい?」…「麦茶?」「むぎちゃ。」
    でも本当は麦茶以外のものが飲みたかったかもしれない。
    例2「何が飲みたい?」…「麦茶?牛乳?ジュースもあるよ?」「ぎゅうにゅう」

    何、誰、どこ、の答えは物であったり人であったり地図であったり、具体的で目に見えるものだ。
    「いつ」も時計を使って視覚的に示すことが可能になるだろう。
    なぜ、どのように、という質問の答えは目に見えない。だから自閉症の子にはとても難しい。学齢期を過ぎてもこの種の質問に答えるのは難しいのだそうだ。

    こういったことを知識として知っておくだけでも、「いくら質問しても答えない」と嘆くことは少なくなるだろうと思う。
    質問が難しかったかな?と気づくこと。
    答えやすい質問の仕方をすること。
    少し難しい質問に挑戦してみること。
    いたずらに焦ることもなく、体系的に余裕を持って質問をすることが出来るだろう。
    何より、子ども自身に、「会話をする楽しさ」を知ってもらえるはずだ、と思う。
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    【2006/06/03 08:07】 HANEN | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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