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AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


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    TIME誌の自閉症特集記事1
    先日書いたとおり、有名な雑誌TIME誌に自閉症の特集記事が組まれた。表紙も自閉症の少年の写真だから、かなり大きな扱いだ。ようやく前半部分を読み終わったので、興味深い部分を一部引用したいと思う(全訳も作ったのだけれど著作権に触れるといけないので)。



    CDC(疾病予防センター)によれば、米国では166人に1人の子供が自閉症圏の障害を有する。これは10年前の2倍、ひと世代(30年)前の調査時の10倍にのぼる。
    なぜ発症率が上がっているのかは解らない。この障害が広く知られ早期診断がされるようになったこと、かつては発達遅滞や精神障害として扱われていたこともあるだろう。環境要因もあるかもしれない。しかし「自閉症の引き金になる環境要因はひとつではないだろうし、単独の遺伝子が原因でもないであろう。」とある研究者は語る。

    ほとんどの研究者が、自閉症は遺伝要因と環境要因の組み合わせで起こると考えている。自閉症児の一卵性双生児における発症率は60~90%。兄弟児では10%。染色体上の疑わしい部位もいくつか同定されているが、調べなければいけない遺伝子は数十個にのぼる。「遺伝子や環境要因の異なる、様々なサブタイプ(亜系)の自閉症が存在するだろうと考えています。」

    ある研究者は家族性の自閉症に注目している。彼らは自閉症者の多い家系出身の子供たちと、二人以上の自閉症児をもつ母親達から、異常型の抗体を検出した。「この抗体は胎児の脳内にあるたんぱく質に反応するのです。」彼はこの抗体が胎児の脳の発達に影響を及ぼし自閉症を引き起こすという仮説を立てている。もしこれが正しければ、妊娠中の母親の血漿交換といった予防につなげられるかもしれない。

    自閉症者の脳には解剖学的特長がある。
    ・自閉症児の脳は出生時は通常の大きさなのに、生後2年の間に、特に前頭葉が急速に成長すると報告されている。4才までに、脳の大きさは健常児の13才相当にも達するという。この傾向は特に女児の場合に著しいがその理由は謎である。
    ・社会的行動に関与する扁桃核も肥大している。自閉症者の80%に見られる強い不安感に関係していると考えられる。
    ・自閉症者の過剰な白質(訳注;他の神経細胞と接続する神経線維に富む部分)は特殊な分布をしている:近い部位とは過剰に接続し、脳の離れた部位との接続は弱い。左右の大脳半球の接続も乏しい。あたかも、電話の市内通話業者が乱立し、遠距離通信業者がいないかのようだ。
    ・自閉症者の脳に慢性的な炎症があるという報告もある。
    脳の使い方にも特徴がある。
    ・異なる部位間の協調が欠けている
    ・通常は図形を認識する部位でアルファベットを記憶する。
    ・通常は前頭葉前部の大脳皮質で処理する情報を、脳の後方にある視覚中枢を使って処理する。
    これらの特徴が、自閉症の原因であるか結果であるかは不明。

    自閉症者自身が自らの体験について語ることも増えてきた。
    ・27才の大学生スー=ルビンは自身の人生を描いたドキュメント映画「Autism Is a World」のナレーションを執筆しオスカーにノミネートされた。
    ・作家チャンディマ=ラジャパティラナ「自分の体がどこにあるのか考える癖をつけるのは生易しいことではない。私は自分が座っているのか立っているのか判らない。何かに触れていないと自分の体が意識できない。手を重ねてもらうと自分の手がどこにあるか判る。歩いていて足がぶつかると、自分が生きているんだと判る。」
    ・英国のジャーナリスト、カムラン=ネイザー「知らない人と会話を始めることは自閉症者にとって一種の過激なスポーツなんだ。」
    ・話し言葉を持たず精神発達遅滞と思われていた少女ハンナは、13才の時コンピューターのキーボードを打つことで初めて他者とコミュニケーションすることができるようになった。いま彼女は高校の生物学や代数や古代史を勉強している。両親は大学進学資金を用意しようと思っている。
    彼女のように、充分な知能がありながらそれを周囲に知ってもらうことができず、発達遅滞として扱われている自閉症児がたくさんいるのではないかと思われる。



    個人的には、脳の解剖学的特長はおおむね二次的なもののように感じられる。研究途上ということもあるだろうが、神経伝達物質に関する記述がなかったのが不満の残るところ。
    その点を除けば良い記事だったと思います。

    後半は実際の療育についての報告になります。
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    【2006/05/20 00:56】 療育(米国) | TRACKBACK(0) | COMMENT(0)

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