fc2ブログ
AUTISTICな日々
長男A太郎のキャッチコピーは「世界に通用する自閉症児」。大学生になり親元を離れて寮生活をしています。定型発達の次男Q次郎は反抗期真っ盛り、サッカーに明け暮れる日々です。気まぐれ更新のため、コメントを頂いてもすぐにお返事できない場合があります、ご了承ください。


akinosukemomをフォローしましょう
COUNTER


PROFILE
あき母
  • Author:あき母
  • 怒りんぼうで、食いしんぼうで、ナマケモノ。
    明日できることは今日しない。
    それぐらいで、ちょうどいいんじゃないですか。
  • RSS


  • CALENDER
    09 | 2023/10 | 11
    S M T W T F S
    1 2 3 4 5 6 7
    8 9 10 11 12 13 14
    15 16 17 18 19 20 21
    22 23 24 25 26 27 28
    29 30 31 - - - -


    RECENT ENTRIES
  • アフターコロナの学園祭(07/01)
  • キモチワルイ(05/13)
  • 巡検 in USA(2)(02/28)
  • 巡検 in USA(1)(02/25)
  • 子育て四訓(02/23)
  • あちらを取ればこちらが立たず…(02/11)
  • 巡検 in USA(準備編)(01/14)
  • 祝!新成人(01/14)
  • 実家でノンビリ…?(09/10)
  • 虚脱感。(07/17)


  • RECENT COMMENTS
  • あまだれ(01/14)
  • あき母(09/12)
  • あまだれ(09/11)
  • あき母(08/03)
  • みかん(05/22)
  • S社長(01/29)
  • あき母(01/28)


  • RECENT TRACKBACKS
  • カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル:親に、「使命感」とかいう美談に置き換えて(06/08)
  • カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル:旅の仲間(03/01)
  • カイパパ通信blog☆自閉症スペクタクル:オランダのチューリップ(02/28)
  • 看護について知っておきたい事:【ADA法】について(02/04)
  • お父さんの[そらまめ式]自閉症療育:TIME誌の自閉症特集(06/08)


  • BEST SELECTION
  • 魔の二歳児時代
  • 同じ景色を見ていても
  • 幸せなお母さんになろう
  • 障害児のハハ
  • 天使の羽
  • It’s their problem.
  • 「迷惑をかける」と「お世話になる」
  • 変えることのできるものとできないもの
  • 語りかけ育児の落とし穴?
  • 夜泣きの後はアップグレード
  • 偏食に対する取り組み
  • TEACCH法のトイレトレーニングへの応用
  • 質問の難易度
  • チェックマンは嫌われる
  • 日本版ADA法への道
  • 支援と尊厳
  • 「当事者」であり続けるということ
  • たくさんのことはできなくてもいい
  • オランダへようこそ
  • イタリアへ行こう
  • 「絆」には「傷」が含まれている
  • 道をつける、ならす、広げる
  • 病気と障害


  • ARCHIVES



    CATEGORY
  • おうちでのできごと (168)
  • グッズ (52)
  • 療育(日本) (32)
  • 趣味 (41)
  • きょうだい児 (33)
  • あきのすけの書庫 (12)
  • アメリカ生活 (73)
  • 療育(米国) (34)
  • HANEN (11)
  • 米国の諸制度・団体 (8)
  • なかま (41)
  • 時事雑感 (60)
  • 未分類 (1)
  • いい言葉みつけた! (34)
  • 小学校 (42)
  • 社会活動 (12)
  • 日本の諸制度 (12)
  • 研究動向 (10)
  • ぷれジョブ (5)
  • 中学校 (11)
  • 高校生活 (17)
  • 大学 (14)
  • 某巨大掲示板過去発言選 (12)


  • LINKS
  • 東信地区自閉症児・者親の会
  • 上小ぷれジョブ!
  • 映画「ぼくはうみがみたくなりました」公式サイト
  • 「ぼくうみ」製作準備実行委員会HP
  • 自閉症児の家庭療育-HACプログラム-
  • The Hanen Centre(英語)
  • 自閉症児療育Q&A
  • おめめどう
  • 東田直樹 オフィシャルブログ 自閉症とは、FCとは、筆談とは
  • ~カリフォルニアからの便り~


  • Step Note
    サポートブックStep Note
    Silver Ribbon Coalition
    Visit the Silver Ribbon Coalition!
    よりそいホットライン
    もう、あなたをひとりにしたくない。
    ジェット・リーの『海洋天堂』を日本で観たい!
    2011年夏、日本公開決定!
    WEATHER


    障害者の就労支援
    保護者会のOさんから頂いていた宿題「米国における障害者の就労支援」についてだが、子供がまだ幼いこと、元々短期の滞在予定であることからなかなか調べられないでいる。
    私が住んでいるM州はかつて自動車工業で栄えたが、最近は日本車に押され、つい最近も大規模な工場閉鎖が発表されて大騒ぎになった。健常者でさえ就業がおぼつかないのだ。

    米国式成果主義、という言葉を最近よく耳にするが、実際この国では、誰でもできる仕事に対する賃金は相当安いらしい。アメリカの牛肉が安いのは移民労働者を低賃金で雇用しているから、という話も聞いた。
    また日本のように、担当部署の人間なら誰でもそれなりに話が通じるというわけではなく、
    Aさんに聞いた通りに書類をそろえて行くと、代わりに出てきたBさんが「この書類では手続きできない、こっちの書類を書いてきて」。
    担当のCさんと直接話をすれば5分で済んだ用事のはずなのに、たまたま電話なりメールを受け取ったDさんがとんちんかんな対応をしてくれたために何日もかけて見当違いの資料を集める羽目になったり。
    在米邦人のこうした体験談は枚挙に暇がない。とても先進国とは思えないお粗末さだ。
    これだけ個人の処理能力に差があると、なるほど優秀な人材はそれなりに遇さないと、と思う。
    もしその人が転職・退職したらどうやって業務を引き継ぐのか、甚だ疑問だ。

    ただし食料品など生活必需品は、高いものは高いが安く押さえようと思えば押さえられるし、家や土地、ガソリンも比較的安い。低賃金なりに、贅沢しなければ生きていくことはできる、ということか。

    前置きが長くなったけれど、ここから本題。
    英語の資料を読むのは大変なので、日本語の資料を探してみた。
    かなり古いが、1994年の雇用統計
    日本の現状をよく知らないのだが、この数字は高いのか低いのか?
    彼らの賃金レベルはいったいどの程度なのか?

    独立行政法人 障害者職業総合センターが翻訳した、
    「ADAに基づく合理的配慮及び過度の負担に関する雇用機会均等委員会施行ガイダンス(2002)」
    障害者の雇用に際して、当然一定の配慮が求められるわけだが、往々にして「余分なコスト負担だ」「健常者に対する逆差別だ」という声が出る。
    このガイドラインは、具体例を挙げながら、障害者が堂々と求めることのできる「合理的配慮」と、雇用側が拒否できる「過度の負担」を示している。最小のコスト・わずかな配慮で健常者と同等以上の働きをしてくれるならば、雇う価値があるというわけ。
    さて実際どのような「合理的配慮」をすればいいか、となった時「豊富な公的・民間の資源が存在する」のがアメリカの良いところだと思う。「資源resource」はむしろ「情報源」と訳したほうがいいのではないかと思うが、障害者支援団体のHPなどには大抵Resourceの項目があり、読みきれないほどいろいろな資料のpdfファイルや、関連機関へのリンク等が貼られている。例えばW郡の障害児者支援組織のHPの場合はこんな感じ
    多すぎてとりとめがないとも言えるが。
    ともあれこのガイダンス、経済と福祉との現実的な妥協点を探るという困難な作業を行なった、という意味では画期的であると思う。

    ひるがえって日本。
    食品にも消費税が課せられ、家の価格も高く、「能力なり」の給料ではまず暮らしていけない。donation(寄付)の盛んな米国のように、富める者が積極的に貧しい者に救済の手を差し伸べる社会的伝統もない。雇用調整で真っ先に切られるのはパート、派遣社員、そして障害者。雇用の流動化と称して、正社員枠は年々小さくなり不安定雇用が増えている。
    障害者問題にとどまらない、根の深い問題があるように思えてならない。
    スポンサーサイト




    この記事に対するコメント
    ネットニュースをチェックしていたら、タイムリーな記事が紹介されていたのでリンクを貼っておきます。

    最低賃金で本当に「健康で文化的な最低限度の生活」ができるのか?という試みをした団体があるそうです。イベント名は「げんなり!最賃伝説。」とテレビ番組名をもじっておふざけ風ですが、中身は笑えません。

    http://www.onestep-web.com/saichin/index.html

    雇用してもらうことがまず難しい。
    雇用されてもお給料だけでは自立できない。
    そんな「日本式格差社会」を認めちゃっていいんですか?
    【2006/05/26 01:37】 URL | あき母 #-[ 編集]


    この記事に対するコメントの投稿











    管理者にだけ表示を許可する


    この記事に対するトラックバック