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研究発表会 |
A太郎の通う高校では 一年生が、各自でテーマを決めて自由研究を行なえという課題があります。 一年かけてあれこれ調べたり、自分で実験したりして それをパワーポイントにまとめて、要旨集も作って、と ちょっとした学会みたい。なかなか本格的です。
それをクラスのみんなに順番にプレゼンして、投票で選ばれた上位二人が 地元の文化ホールを借り切って行う、学年全体への発表会に出場するんですって。
あき父は、一応その道のプロなので 私もかつてはその手の仕事でメシを食っていたこともあるので
あえて手出し口出しは、しませんでした。だってフェアじゃないじゃん。A太郎も特に何も言ってこないし。
ただ、どういうネタかは聞きました。 地震予知に関してだそうです。 高校生の分際で大きく出たなあとは思いましたが 私が毎年、阪神淡路大震災の起きた時間に黙とうをささげている姿を見て思うところがあったのかなあ、と。
で、ホールで発表することになったというので 半休とって聞きに行きました。
他の生徒さんたちの課題は高校生らしく、日常生活の中から着想を得たものが多く 英語でのプレゼンに挑戦した子、体を張って実験した子etc. 若者らしい自由な発想、という言葉は私はあまり好きではないのですが でもユニークな着眼点と、世の中のことを知りたいという素直な好奇心と若いエネルギーに感心させられました。
A太郎の、例の抑揚のない語り口と、まるで地学の授業のような導入部分には たぶん眠気を誘われた生徒さんが大勢いたんじゃないかと思うんですが(^_^;) もっとこうした方が良い発表になったんじゃないかと思う点もいくつかあったんですが まあよく調べてまとめたよね、と 彼の個性と認めて評価してくれたクラスメートにも感謝、です。
来年はグループでの研究課題があるそうです。 誰と組んで何をやるか解らないけど 文化祭で中間発表をしてくれるはずなので、いい研究になるようガンガン突っ込ませてもらいますよ 楽しみです。
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サッカー、だけじゃない。 |
今日はQ次郎が所属するサッカーチームの、年度内最後の大会がありました。 直前に怪我をしたメンバーがいて、彼のためにも予選通過したいと言っていたのですが
第一試合 0-3 第二試合 0-8
残念ながら予選リーグ敗退という結果に終わりました。
第一試合は、前半0-0で折り返したものの、後半に3失点。 「あと少しだったね」「その少しの差って、なんだろう」と真剣に話し合う姿がありました。
そして第二試合。私は役員の仕事があって、試合を見ることが出来なかったのですが、他のママさんたちの話によると
試合中に、聞こえよがしに「超弱え~、もうちょっと期待してたのによぉ」などと 侮辱的な発言が何度もあったらしく。 それを相手チームのコーチも保護者も咎めるふうでもなく笑っていたと…。
久々の大量失点、以上に、そのことの方がよほど悔しかったようです。
先月の練習試合の時のことを思い出しました。 得点しても、無表情で淡々と試合を続行する息子たち。 「もっと喜べばいいのに」という母たちに返ってきた返事は
「自分たちが、失点した時に相手にオーバーリアクションで喜ばれてつらかったから 自分がされて嫌なことは相手にもしたくない」
そんなものかねえ、とその時は思ったのですが
今ならわかる。 アンタたち、えらいよ。
彼らが学んでいるのは、サッカーの技術だけじゃない。 負ける悔しさ、仲間を信じる気持ち、対戦相手へのリスペクト。
だからこそ思う 勝たせてやりたかった。
“あんな奴らに負けたくない” その想いが、彼らの闘志に火をつけたようです。 うなだれていた顔を上げた時、明らかにこれまでと目の色が違っていました。
帰りの車中で「もっとトラップの練習した方が」「ゴールキックの時はさあ」などと母が話すのを ついこの間までのQ次郎は 「母ちゃんサッカーなんかよく知らないくせに」 「そんなこと言うんなら自分でやってみろよ」と毒づいていたのに 真剣な顔で頷きながら聞いていて
母親は我が子が傷つくと切ないと、ついつい思ってしまうけれど イヤな奴と出会ってしまうことも 時には成長のために必要なことなんだなあ、と気づかされました。
来年はいよいよ6年生。 「まだ○年生だから」という言い訳は通用しないよ。 がんばれ。 あんたたちなら、きっとできる。
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