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叩かれた子は叩く??? |
昔から、「叩かれて育った子は、人を叩くようになる」という人がいるけれど、 関係ないんじゃないのかなあ。と思っていたんです。
今だから言えるけれど、 自閉症の子には感情的に叱ってはいけないと言うけれど、 あきのすけに対しては私はかなり厳しくしてきたと思います。 叱る一辺倒で終わらないよう、夜寝るときには必ず仲直りするよう心がけてきたけれど、 やはり自分を抑えきれず体罰に走る場面も多々ありました。
それでも、彼が持って生まれた温厚な性質のおかげか、 あきのすけが他の人を叩いたり攻撃する場面は、 これまで見たことがなかったんです。
一方… 家族みんなに猫かわいがりされ、 兄に比べれば本当に育てやすくて、叱るようなこともほとんどなかったQちゃんが、 まだほんの赤ちゃんなのに兄のことをバシバシ叩いたり、 髪の毛を引っ張ったりするのが本当に不思議で。 ふたりめは気が強いというけれど、 きょうだいでなんでこんなに性格が違うのか、とため息をついていたのですが。
ここ数週間ほど、ふたりで遊んでいて仲間割れしたりQちゃんが何か悪さをすると 「もぉ~Qちゃんいけません!とん・ちん・かん!」 (その『とん・ちん・かん』って何?) と言いながら、あきのすけがQちゃんのおつむをコツンとやっているのです。
母、ちょっと動揺してしまいました。 「それは母ちゃんの役目だから。あきのすけはコツンしたらいけないよ」 と注意してはいるのですが。
思えば、そろそろ魔の二歳児を目前にし、自己主張もイタズラも始まり、 Qちゃんに「いけません!」とあきのすけの目の前で お手手やお尻パチンすることも増えてきました。 それを見て真似してしまったのか?
もしかして、Qちゃんが凶暴なのは、 あきのすけに母が『お仕置き』しているのを見て育ったからなのか?
だから、冒頭の言葉はこう言い換えるべきかもしれません。
「人が叩かれるのを見て育った子は、人を叩くようになる」
うん、こっちの方が真実な気がする。 なんて言ってる場合じゃない。 はぁー、困ったなあぁ。
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