桜の季節。この辺りはまだだけど、お城の公園は夜のライトアップが始まったようです。 トイレトレーニングの話をいろんな機会に聞きながら、私が子育てした頃のトイレトレーニングと随分様子が違うのに複雑な思いでいます。 紙おむつ、紙パンツの性能がよくなり、便利になったのはよいと思いながらも、トイレトレーニングの難しさが思わぬ形でみられるんですね・・・ それはね、私の頃は、ほんのちょっと間を(時間を)あけると、おむつがビシャビシャ、そのうちに着ている服が濡れてしまい、あ~あ・・・。ウンチもオムツカバーから漏れ出てしまうことはよくあることでした。 そこで始まるトイレトレーニングは、布おむつを一枚にして厚手のトレーニングパンツにはさむところから。おまるを用意したり、声をかけてトイレに誘ったりしても、うまくいかない時期が続きます。その間、はい。濡れるは濡れる。床にも溜まる。あ~あ・・・。「でたね~。おしっこ、」「あ~でたね~。うんち・・・」・・・トイレトレーニングは夏にやりたいという理由に、洗濯物の量が増え、乾かないと取り替える着替えがなくなるということもありました。その頃は、おしっこの練習中というとおおかたの人が、ぐっちゃに濡れたズボンやあしをみて、「お・やってるな・・・」街なかで、濡れた服をなんとかしようとしている人を見て、「ああ、間に合わなかったんだな・・・」と思える環境があたなあと感じています。今は、なんだか失敗がつらい。失敗させる回数を少なくするのがいいという雰囲気がとても強く感じられます。住環境の影響もあるのかもしれないなあ。<これでは、トレーニング中の親は辛いなあ> ・・うううううん・・。そりゃあ・・失敗は少ないほうがいいか・・・。でも、失敗は、かっこ悪いことではないですよ。トレーニング中は、濡れることを通して、自分の体から出てきたものを感じ取り、自分の体から出てきたものと「さよなら」をする。その練習です。おしっことウンチはだいぶ感じが違いますね。これにはびっくりです。出る前の感じも、出るときの感じも、出た後の感じも、それにそれに、ウンチは日によって、体調によって、違うんですものねえ。びっくりデス。トレーニング中の子どもは、自分の体と、体から出ようとするこの感じに驚いています。どうしたらいいか戸惑っています。失敗は経験のすがたです。出た。という体験。それは、悪いことではなく、大切なこと。さあ、次に「さようならの仕方」を、体験。濡れたら、汚れた物をトイレに持っていって「バイバイ」。トイレでバイバイ。お母さんやお父さんは、かっこよくはじめからトイレでバイバイ。!! あきのすけくん、もうおしっこはだいぶいいみたいですね。うんちも、出るという感覚を感じているようですね。もう少しですよ。ちょうど、これから暖かくなります。あきのすけくんがパンツをはきたがるのは「かっこいい」です。失敗しても「かっこいい」。(後のことは大変だよね。ほんと、この時期は大変だよね。だから、紙オムツも上手につかっていいと思います。)
【2006/04/16 23:00】
URL | めがねのあやこ #-[ 編集]
失敗できない環境、というのは確かにありますね。もう滅多に失敗しないとわかっていても、パンツで外出するのはすごい勇気が要ります。
いまの日本は衛生ということに対する意識が過剰になっていて、お漏らしさせるのが結局一番の早道と頭では思っていても、親自身が畳やカーペットの汚れや臭いを耐えられないと感じてしまう。 スーパーの食品売り場でお漏らしなんかさせた日には、もう二度とその店には行けないと感じてしまう(事実はどうあれ)。 私が子供の頃は、外で遊んでいて間に合いそうになかったらその辺の側溝か、木の下か草むらにでもしちゃいなさい。でも今そんなことさせていたら通りすがりの人に怒られるんじゃないか。
若い親の勝手な思い込みなのか、実際少子化で子供の住みにくい社会になっているのか…?
アメリカの事情はといえば、うーん、熱心なのかおおらかなのか、いまだによくわかりません(笑)
【2006/04/18 00:42】
URL | あき母 #-[ 編集]
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